第4回自治会長会議ー自治会長(町内会長)は行政連絡員として町(市)から報酬がある?

写真は、前に書いたことがある自治会館の本棚です。 町に関する貴重な資料が寄付されたこともあり、増設して見やすくしました。 ついでに耐震用の床パッドや突っ張り棒をしたので、先日の震度4でも問題なし!でした。

自治会長会議4回目は9月終わりの緊急事態宣言中だったので書面が届きました。年7回で、次回は11月です。

1回目(4月)2回目(5月)3回目(7月)

今回は ・行政連絡員への報酬 ・自治会交付金 が主な内容でした。その他社協会費のお礼など・・。

①行政連絡員(=自治会長)への報酬について、知られていない。

「②自治会交付金」とは副会長と組長の報酬分、加えて世帯数x100円です。名目は「自治会交付金(自治会運営推進加算)」とあります。 役員一人当たりの額は決まっていて、各自治会には役員数に応じて交付されます。  

会長分は、開成町の場合は自動的に行政連絡員となるので、その報酬に集約されています。 年30万の基本給に、世帯数分(会員数ではない)を加え、税金を引かれた額となります。

開成町の予算表では、目を皿のようにすると、一般会計の中の、総務費の中の、協働推進費の中に、それぞれが記載されているのが分かります。 世帯数で異なりますが、大体平均して各行政連絡員(各自治会長)は年40万くらいになります。

私は会長になる前に部長1年、副会長2年を務めていましたが、会長になる直前までその事実を知りませんでした。 行政連絡員という仕事を分かってなかったことも理由でした。

世帯数がとても少なく隣近所が密接な地域では、もしかしたら当然の話かもしれません。  しかし、町民全体で見るとどうでしょうか?  

知っていれば会長になりたい人が増えるのに!?・・・と思えるほど高額ではないのが残念なところ。^^

有償ボランティアと捉えるのが良さそうです。

ボランティアにも程がある!と思っていた

何度か書いた通り、当自治会の前会長は、ほぼ毎日自治会の事務所に来ては自治会業務のほとんどをこなしていました。 

ある日、「自治会の報酬(年数万)が、その働きに全く見合わない。」と伝えました。 おそらくそれまでも何度か伝えていましたが、「好きでやってるからいいんだよ~」といった返事でした。 

それが、ようやく「でも町からも貰っているから。 町の行政連絡員でもあるからね。」という事実を知り耳を疑いました。 (でも前会長の忙しさは、明らかに行政連絡員としてではなく自治会長としてでした。)

好きでやっていると言っても、あまりにも程度が過ぎると心配もしてたので、少しは見返りがあると知りホッとしました。

公的なものなのに、なんで言わないの?

 前自治会長は、3期務めました。 過去に2回、次に引き継ぐ機会があったということです。 

次期会長就任のお願いは、当番になった組全ての組長が選考委員となり、会長とともに戸別訪問していました。

その話の中で行政連絡員は自治会長と切り離されており、したがってその報酬について触れることはありませんでした。  伝える義務は無いので、それは別にいいのです。

「行政連絡員」の使命と判断し、自治会長会議の内容を一つ一つ細かく月広報に載せていたにもかかわらず、議題に含まれる行政連絡員の箇所は省いていたのが、何か意図を感じさせました。

歴史が浅く、会長経験者が少ない当自治会では、多くが「自治会長=行政連絡員。その仕事内容や報酬」については、知らない事実だったかと思います。(そうだったんだ!と思うほど関心がある人が、そもそもどの程度いるか?)

単に、会長候補になる現在60,70代の男性たちにとっては、報酬の話なんて野暮だし、何十万かの年収など取るに足らない問題だし・・ということなのか。 

それよりは、前自治会長が過去に他の役員から言われた…と何度か言っていた「名誉職なんだから、これくらいやって当然だろ!」とのキツイ指摘がトラウマになっているのでは?とも思いました。 気の毒なことです。 実際に、「公表することで、一人だけ別金額を町から得ているからと、会長に負担が押し付けられる恐れもある」と町職員から聞きました。

「そういう遠慮もあって、公にしていない他自治会もあると思いますよ」ということでした。

 私はというと、月広報に金額とともに明記し、また役員会議でも皆さんに説明しました。

どなたか、自治会長をやりたくなりましたか?

大事なのは、行政連絡員という職の仕事内容です。 自治会に回覧を配る責任者ということではありません。

行政連絡員は、実務は自治会により違いがあるものですが・・・表向きは、町長さんや他の職員さん達と、また他地域代表の会長さん達と、同列に並べる場所(綺麗な会議室)で顔を合わせられる楽しい会議に年7回出席するほか、町の委員を複数兼ねます。 

(自治会長全員が社会福祉協議会評議員、地域防犯連絡員、年行事ボランティア。 あとは個別で割り振られ、私は青少年問題協議会委員。)

・・町の委員などは、いずれも年1,2回ずつの会議なので、宿題が出る会長会議と合わせて月1回くらい、それぞれ数時間の会議出席といったところ。 開成町だとあじさい祭りの手伝い(今年は中止)に駆り出されるなど。 「連絡員」らしいのは住民の町への要望や意見を取りまとめて届けることなど。

地域での注意や配慮が多方面に渡るので面倒に感じますが、「最低時給程度の仕事」という感覚でいて良いとすれば、報酬はそれほど割りに合わないという訳ではないように思います。 名誉職ではありません。 期間限定の、地域を知れる有償ボランティア。

なので、やりたくなった方は、是非一度されてみたらいいと思います・・・

と役員会議でお伝えしたら、思いがけず笑いを取ってしまいました。 内輪ではなく、組長全員がいる会議で笑いが起こるなんて、マレなこと! とにかく明るく捉えてくれたことは良かったです。 

もっと自治会や役員の仕事が現代人にやり易く・分かり易くなって、理解関心が深まれば良いと思います。