まだ悠長だった第三回自治会長会議。学校など有事の対応策は? 

旅行をキャンセルしたので、近場の川などで遊んでいます。

第三回自治会長会議は7月21日、子供の夏休み初日でした。 コロナの「爆発的感染」はまだなくて、オリンピックがいよいよ2日後に開催される・・・!というところでした。

たった2,3週間前ですが今はかなり状況が異なっているので、今だったら会議の雰囲気も変わったろうと思います。 

爆発的感染と緊急事態宣言下という不安要素がオリンピック後に取り残されるし、お盆後はそれらの問題とあわせて、子ども達の新学期が見えてきます。

学校の休校は前回の悪影響・悪評を考えると無さそうですが、誰かが感染したらそのクラスは学級閉鎖が起こります。 

そうした有事の対応策について、お盆明けにでも先生達は奔走されるのでしょうか。 

子供はいつになるのか不明ですが、先生方は新学期にはワクチン接種は終えていることでしょう。(?) 学校登校日もない今年の夏休み、そのくらいの学校からの情報伝達(アクション)があっても良いかと思います。

・・・ これらの噴出する疑問は、第三回自治会長会議ではまだ頭の奥に追いやられていて、せっかくの町長さんに直接尋ねられる機会を逃しました。 

いよいよオリンピック、感染にも気を付けましょう・・・と緩い感じで始まった会議。

したがって、まだ切羽詰まった空気がそれほど無かったために、和やかに会議は始まったのでした。

町長さんのご挨拶は、

▼オリンピックがいよいよ始まるが盛上がりにかける。もっと盛上がるといいけれど。 ▼町の65歳以上は80%がワクチン接種を終えた。25日からは合同庁舎でも集団接種が出来ることになるので、ますます接種しやすくなるでしょう。 ▼まん延防止策なので引き続き気を付けましょう。 

といったものでした。 町長・副町長さんや、私以外の自治会長さん達全員もワクチン接種を終えていたので、コロナやワクチンの話はどこか安心感が漂っていました。

会議内容。一番議論が熱かったのは、町広報の戸配送を民間に委託するか否かの問題。

今回の主な議題は ・各自治会館(公民館)にあるAED更新につき使い方説明 ・開成町一般表彰者の該当者がいれば推薦すること。・町広報の戸配送分の民間委託について ・令和4年度自治会要望の取り纏め依頼 でした。

その中でも特に時間を割くことになったのが町広報の民間委託についてです。(会議全体では約2時間半でした) 

以前に、「長年、自治会業務だったうちの一つを民間委託に。高齢化が進む役員の負担軽減へ」を書きましたが、まさにその問題(町広報の戸配送分を自治会に依頼しているが、今後は民間業者に頼むこと)についてです。

まずは10月1日分で試験的に行い、来年度からの実施を見込んでいるということでした。

①役員の負担軽減 ②町の情報を自治会員に限らず町民全体に渡せられる(非自治会員は世帯数約30%に上る)

という利点を見込んでの変化です。

①については、昨年度までの自治会長さんから訴えがあったと聞きましたが、ある自治会長さんが猛反対しました。 要約すると、

戸配送は、組長さんが定期的に担当地区に危険個所がないかなど見回る機会、また定期的に各家に挨拶をして安全確認と交流の機会になっているとのことです。

とても熱い訴えでした。 

うちの自治会はマンションですし、広報物はドア前のフックに掛けるだけ(もしくはポストに入れるだけ)で上記の機会はどちらも当てはまりませんが、

「なるほど開成町の古い地域は、そうして互いに地域の安全を管理し、住民同士の絆を強くしているのか」と納得しました。

しかし当自治会だけでなく、

「戸配送は、わざわざピンポンして対面で渡さないケースが増えている。 とくに現役社員が組長の場合は、帰宅後に配るだけでも大変だから黙認している。」という自治会が複数あることが分かりました。

また、「安全確認などの機会は、戸配送とは目的が違うものとして別に設けたらどうか

というごもっともな意見がありました。

さらに②について「非自治会員に情報を渡したいという目的はやはり大事ではないか」

という町の方針に理解を示す意見もあり、おそらく町の計画通りに進むと思われます。

意見・感想。防災訓練や環境美化、福祉はwithコロナだからお休みしていいものではない。

分かっていたことですが、自治会長会議で実感したことは、

現在の開成町の姿勢として、コロナ禍では人が集まる行事は一切中止(工夫して催すことや代替案はなし!)が定着していることです。とくに()内が重要です。 

これは本当は自治体によりけりなのですが、開成町の姿勢はさも「公的機関はそうであるべし」くらいの勢いです。 

昨年に続き、クリーンデー、防災訓練、そして楽しみにしている人が多いあじさい祭り、阿波踊り、敬老会など、非情なほどバッサリ中止で議論の余地もない様子です。

コロナ禍だから中止は致し方ない、という理由があったとしても、「フォローも工夫もとくになし。」という姿勢が「無気力さ」として町民に伝染しないか心配になります。

「町がしないから、自分達でしよう!」とは、自治会で言うと役員はまだ可能かもしれませんが、それ以外の多数派には、行政の姿勢が伝染するんじゃないかな・・・。

災害はコロナ関係なくやってくるし、雑草もほったらかしにしているとゴミを呼び込み、荒れて見えると治安の問題に繋がっていきます。 

コロナ禍であっても、中止するだけではいけないものがあると思います。

ゴミ置き場の問題に関して、「あまりにも自治会に丸投げし過ぎではないですか?」 という他自治会長からの指摘もありました。

こちらのブログでは環境美化について何度か書きましたが、会議中に荒れた道路や公園について訴えると、「町としてクリーンデーは出来ない。」「公園ボランティアの皆さん達も頑張っている」

と町長さんは力強く仰っていました。

町としては出来ないので、ボランティア活動員や自治会の自主性に期待が注がれている現状です。

今回も随所で聞かれる他地区の話や自治会長さんの雑談が面白かったですが、実務がすぐ必要な宿題をたくさんもらった心境になった自治会長会議でした。