↑集会のご案内! 7月21日(月・海の日)14時~、開成駅東口前ロータリーの建物(3階が町の子育て支援センター)2階にて、議員活動報告を兼ねて集会を予定しています。 主にまちづくりのこと、また皆さまのご興味に合わせていろいろお話できたら幸いです。
ぜひどなたでも遊びに来てください!
一般質問「外国籍住民の増加に伴う体制整備を」
一般質問で外国人の話をする…と言ったとたんに、「外国人がいるからこの辺りも治安が悪くなる。隣の市でも鉄板が盗まれたニュースがあったね」とか、「税金を払わない外国人なんか増えても税収にならない。」と怒って言う町民の方々がいました。
日本では埼玉県川口市のクルド人問題などが表面化し、国政への批判に相まって、外国人に土地そのものや治安を脅かされるのではという不安感が漂っています。 それがそのまま外国人への偏見や差別に繋がってはいけないと思いました。
※鉄板盗難のニュースは犯人が捕まっておらず外国人かどうかも不明です。また外国人だろうが住民税や所得税など、納税義務があります。(3-5年の期間限定の労働者や旅行者は異なりますが、それは外国の日本人もおなじ。)
治安に関しても、外国人数は増えている一方、松田警察署管轄・小田原警察署管轄ともに空き巣や盗難は減っています。 同じ足柄上郡の中井町は、開成町より率にして5倍もの外国人がいますが、犯罪件数の割合は低いです。(⇒各市町のひと月の犯罪件数) ⇒中井町の地域防災課・国際交流事務ページ
開成町の現状は
開成町の外国人は、割合にして1%程度の220人ほど。 仕事を持ち、納税している人ばかり。子どもも小さいうちから馴染んでいるか、学校で頑張っているかです。 町の日本人の比率と同じくらい、勉強や仕事が合わない人はいるかと思いますが。
↑ トップの写真は、開成町を中心に様々な福祉事業を手掛ける一燈会の社員さんたち(開成町在住)と。 根が真面目で勉強熱心の人が多いそうです。 人手不足が顕著な介護福祉の分野で、貴重な人材とのことです。 また、開成町の町民センターで開かれている日本語教室の様子も見学にいきました。(あしがらNIHONGO) どちらも皆さん国はバラバラで英語が得意な国ではないので、共通語は日本語です。
町長からは、「まだ少ないから課題視するほどではないが、企業誘致が控えているので加速して増える可能性はある。」「8年後は倍(2%約400人)に増えるくらいが妥当では。」「それ相応の必要な体制作りや、異文化交流も含めた外国人との共生社会に向けた取り組みは当たり前のこととして取り組んでいかなくては」 といったお考えを伺えました。
今の開成町では、町に長く住んでいても、自治会の理解がなかったり、ハザードマップや災害時の避難などについて知識が乏しい外国人家族たちがいるのが課題と言えます。町では防災やゴミの捨て方といった日常生活の案内を行うことも前向きに検討してくださるようです。
日本全体で課題になりはじめた問題について、数が少ないうちに町でできることは・・・。また、外国人増加をまちづくりの一環として捉えることの問題提起を行ったような、一般質問になりました。 (平日の質問とともに、もっと突っ込むような質問を期待したという声が少なくなかった。)
〇余談 幼児を育てる外国人家族(在住歴7,8年)からは、切実に子どもの習い事についての情報を求められました。日本語教室で聞いた困り事も、子どもの立場に関することでした。 あと車を持つほど稼ぎがないからと、町の南北を走るバスを望む声も。 意識して子どもたちに寄り添った対応をして、大人に広げる方向で整えていくのが良いと考えました。