自治会への関心は少しずつアップしている。自宅ポストへ、歌の次は本が届いた。

前に宅ポストに自治会讃歌の歌詞が届いたことを書きましたが、その後に本、そして最近は写真の資料が届きました。 メッセージカードの筆跡から歌とは別人だと分かりますが、いずれも匿名でどなたからか分かりません。 

写真の資料は、「開成町の戦争体験」2冊、「ふるさと開成町」、「開成町の古民家」です。いずれも、移住者の私にとっては開成町史や地元の方々の思いを知るためにとても役立ちます。 

当自治会に「パレット文庫」があることをご存じの会員さんからのようで、

「自治会長 清水様 会の図書で使っていただければ幸いです」

とメッセージが入っていました。 まずは自分で読んでから、文庫に加えさせて頂こうと思います。  そしてこれら資料以前には、「ご参考に」と本(左のもの)も届いていました。

地域分権時代の町内会・自治会(2007年) [新版](2017年)

本の冒頭に「自治会(町内会)はいる?いらない?」と問題提起があり、このブログでも書いていた「自治会(町内会)とは?必要?」と内容が重なるので、それを読んだ人!? と思いましたが違います。 単に私という未熟者が自治会長になるにあたり、参考にしたら良いと好意的にお届けしてくださったのだと思います。 

良いように捉えれば、「歌の歌詞をこの自治会長さんなら何かしら活用してくれるかも」、「こうした本で勉強し吸収する柔軟さがあるだろう」という期待の表れで、有り難いことです。 

匿名が誰なのか捜索はせず、いつかお話出来るだろうとのんびり構えておくことにします。 本などの感想は、ブログで反映させていこうと思います。  

役員が回ってきたときは「えー」って思うけど

歌や本が届く以外にも、当自治会では、自治会への関心が少しは高まっているのでは・・・と思われる以下の現象があります。  

① ごく少数だが未加入者➡加入に変更する世帯がある

② 「こうしたらどうか?」というご意見が届く。

③ 会員の発言が実を結ぶ機会が増えている。

  

① 転入当初から未加入だったり、加入していたけど役員が嫌だからと退会してしまう人がいます。 

前会長さんは「去る者は追わず」で退会届けは理由を詮索せず円満に受理していたし、時代の流れだと未加入者へのアプローチは特にしていませんでした。 

でも私が自治会長でいる間は、未加入者へのアプローチを第一弾、第二段・・・とする予定です。

これはただ加入して欲しいからという目的ではなく、隣人が加入している「この自治会について」を知ってもらう目的があります。 

そうしているうちに、自治会なんて古いし面倒そうだ・・・と興味なく過ごされていた人達が加入してくださいました。 それなりの戒めと期待が込められたメッセージも加入届と一緒に頂いたので念頭に置いています。 

アクセスし易いこと。やり取りがあること。

② 当自治会は、集合住宅です。 全世帯分のポストが1階にまとまっています。 その中に「自治会ポスト」があるので、意見があれば届けやすいことが利点です。 そこに、自治会運営に関して建設的な意見や具体的な要望がぽつぽつ届くようになりました。  (今年度、wifiを繋げてメール活用も始めました。)

それらポストに届いたご意見は、毎月の自治会だよりで返事を併せて載せるようにしています。 

他にも同じこと考えている人がいると思われること、そして「ご近所には、こう思う人がいるんだ」という隣人理解(大袈裟ですが)に少しは役立つかしら?ということ、そして「意見はきちんと届いていて、考えて答えますよ」という姿勢を示したいことから、可能な限りそうしています。 

「無知の知」と、「三人寄れば文殊の知恵」

③会員、とくに副会長、そして会議に参加する役員さん達の発言権は増しており、発言は吟味され実を結ぶ機会が増えています。

 先日も、ある部の臨時会議がありました。 部長さんが自ら必要だからと急に呼びかけたのです。 これまでの何年か、そんなことはありませんでした。 前会長さんの指示にしたがって部会を行うか、もしくは「役員さん達が大変だろうから」と前会長さんが率先して段取りから何から行っていました。 

今の会長(私)は自分の知識・経験が浅いことをよく分かっているので、様々な立場・年齢の自治会員達が集まって納得して物事が決まるなら何よりだと、部の臨時会議開催に喜びました。 自分の意見が反映されて決まった活動の方がやりがいがあるし責任感が生まれるし、多数が関わった方が負担が分担されて良いという考えです。

「三人寄れば文殊の知恵」とは「凡人でも複数集まれば・・・」の意味合いなので多少失礼ではありますが。 様々な立場、考えの人達が集まれば・・・と捉えています。

 開成町で初めての女性自治会長!という新鮮さがまだ色褪せないうちの現象です。 これらの流れを滞らせずに、練り直したい運営方法が幾つかあります。 

 様々な意見を投げかけてくれる前向きで優秀な副会長たち、そして他の役員、会員さん達。 本を届けてくれたり、見守ってくれている方々もいるから、出来そうな気がします。