子ども達の「学びを止めるな」って、開成町教育委員会が考えているのか聞いてみた

写真は先週、夏休み最後の週に遊んでいた南足柄市のパカブ。 楽しかった!^^ この夏休み最終週を迎える頃には、コロナが10歳未満へもまん延しているので学校は休校にするのか、どう対策をしていくのか? という問題がいよいよ表面に浮上していました。

そして予想通り新学期直前に学校から保護者全員へ連絡メールが届きました。  小中学校からの連絡が全く同じ文面ということに少々驚きました。

一見、ご丁寧に感染対策が書かれているし、欠席する人にも理解が示されていますが・・

学校が予定通り新学期を迎えることが伝えられたこの文面。これを読んで町政や教育に携わる方々はどう思ったのでしょうか?  

「欠席扱いにはなりません」 と書いてあるので、 「我が家は感染がとても心配だから休ませたい」という場合は、どうぞ休んでも構いませんよ・・・ ということです。 

体調不良で休むわけではないのに、なぜ 「学びを止めるな」 的な、学習対策についての記載が一切、無いのでしょうか?  教育機関が。

子ども達には、教育を受ける権利があります。 先日、我が子にも言って聞かせました。

 「欠席して良いですよ」と、「その場合、学習面ではこうフォローします」 は常にセットの発信にしないと説明不十分です。  

学習対策の話が全くなくて、 良かった安心だと、特に中学生、さらに受験生など休ませられるわけがありません。 多少の不安を押して出席させることでしょう。  

差出人は各学校からとなっていますが、小中共通なので、私は現場でお忙しい先生ではなく教育委員会に 「どういう心積もりですか?」 とすぐ連絡して、文章での回答を求めました。

青少年問題協議会での校長先生の話も思い出しながら「オンライン」という語は一切使わずに。 

学校教育課長さんからのご丁寧な返信にとりあえず安心した

ホームページの教育課問合せフォームから一保護者として送信して2日後に、「教育課長」という差出人からご丁寧な返信がありました。 本当に課長さんだったらすごい恐縮ですが・・・?💦

最も大事な点を要約すると、 「学習フォローをする意向がある。オンラインを含めて前向きに進めている。」 ということで、そのような方向性が分かってとても安心しました。 具体的にも、以下のことを教えてくださいました。 

① 町ホームページに掲載しているURLから学習支援ソフト「ミライシード」を家庭でも使用できる。

② 各ご家庭からの課題等の提出についても対応している。

③ 各家庭のネットワーク環境について条件を満たせば町からの貸出等も行っている。 そのような環境整備を進めている

④ 出席停止希望者に関しては、出席停止の期間や授業の進度により個々で異なるので個別の対応を学校が行う(学校に要相談)

ということだそうです。 授業生配信については触れていませんでした。 専門家を入れている周囲の町を見渡せばどうかなーと思いますが、追々そうなるのでは。 とりあえずはホッとした有難いご回答でした。

 

①③は以前に紹介がありました。 「ミライシード」とは、先生と生徒という関係性は無いオンラインドリルで、解いた問題に対して機械が〇×を付けます。 解説が圧倒的に足りませんから、今後は欠席者に向けた授業の生(録画)配信が期待されます。  

オンラインで小中学生の課題提出が出来ることは知らなかったので、学級閉鎖のときなどに改めて説明が欲しいです。

感染がものすごく不安なのに出席したり、少しの体調不良でも授業が大事だから出席したりと、そのようなことが無いように学習対策面の発信も大事にしていただきたいです。

保護者だって、すぐにオンライン授業が完璧にされることは期待していないし、現場のお忙しい先生達がICT最先端でいることなど最初から望んでもいません。(校長先生がそう悲鳴を上げていました) そのようなゴールの報告を待っているのではありません。

とくに今回のような「緊急事態宣言下なので欠席しても良い」という場面での、教育委員会や学校が欠席者向け(学級閉鎖時)の学習対策に前向きであると分かる発信や、それら学習対策はここまで進んでいるという途中経過の報告は、学校と家庭が協力して子ども達の学びを共に支えるという構図を行政が求めるのであれば必要なことだと思います。 

現場に任せず今回のように町の教育課が定期的に発信してくれたら、保護者も行政を理解・協力してる感が得られて嬉しいです。