学校欠席と教育を受ける権利が両立しないのは「仕方ない」で済む問題なのか。パラリンピック開会式見ながら考える

写真は、パラリンピックをグーグル検索したら沢山出てくるパラ競技のピクトグラムと紙吹雪的な動画! 子ども達も喜んでボタン連打していました。

さて自治会では自治会館をクローズしたまま、組長会議も書面でのご連絡でした。 緊急事態宣言中はそのまま続けますが、また延長になったら再考します。学校も予定通り始まることが決まりましたしね。

学校、怖いからしばらく欠席させようという考えを何日か前まで持っていましたが、ここ数日は「やはり感染予防を徹底して出席させよう、子ども達に先生の話を聞かせよう。 子供同士で顔を合わす機会は大事・・・」と考えています。 でもまた今日にも気持ちが変わるかもしれません。 

うちはまだ家族の誰もワクチンを打てていない状況で新学期が始まるのだから、心配です。 開成町の流れで言うと、職域接種された方を除き、新学期はまだ子どもの保護者の大多数はワクチン未接種となります。

パラリンピックが始まりました。子ども達には耳を疑う選手紹介が続いたが、選手達はみんな笑顔。

 コロナ禍で「感染予防で学校に行くか行かないか」の話をしているときにパラリンピック開会式が華々しく開催されました。 文化やテクノロジーのお国自慢を織り交ぜたオリンピック開会式もとても良かったですが、そこで一つの特徴になっていた「多様性を受け入れる姿勢」が、パラ開会式ではより強く出ていました。 何より選手入場時に子ども達は目を見張り、何度も私に確認していました。

「この人は、巨人症だって! 2メートル46センチって言ってたよ!」

「車いすの人達は、足がすごく細い。 筋肉を使えないから」「怪我をしたからリハビリで動かすよう努力するのではなく、もう本当に動かせないから」

「交通事故で両足を失ったんだって」 「生まれた時から体の半分が動かなかったんだって」

など。 突然、不治の病を発症した人達もいれば、事故が原因の人もとても多い。 

でも選手達はとても誇らしげで、晴れ晴れしい笑顔でした。 どれだけ練習してきたんだろう。

「すごいね、この人は車いすバスケをするんだって。見てみたい」 などと子どもも言っていました。 

「本当にすごいね。 こうやってみんな、幸せになる権利があるんだよ。 パラリンピックに出ない人も。 ちゃんと法律でそう決まっているの。

教育を受ける権利 というのもあってね。

もし車いすで、エレベーターが無い学校でも、ちゃんと平等に学ぶ権利がある。 

コロナ感染予防で学校に行かなくても同じ。 他の理由で不登校の子もみんな同じ。 義務教育中の子供たちはみんな、そこに住む町から教育を受ける権利がある。

開成町役場のような、みんなが払う税金で運営しているところは、みんなが平等に医療サービスや教育サービスを受けるようにすることが仕事。

そこに働く人たちを公務員といって、お給料はみんなが払う税金からもらっている。 だから公務員の人達は、税金を払う人達が幸せに過ごすように道路や教育や、ほかの基本的な生活を整えるのが仕事。

学校を休んだからといって、義務教育を受ける年齢の子ども達が学校や町から他の子達と同等の教育を受けられないのは、税金がきちんと使われていないということ。 権利が奪われているということ。」

という話をしました。 学校という場の問題ではなく、行政の姿勢にあると伝えたつもり。

感染予防でしばらく休むということは、インフルエンザなどで体を休める必要がある欠席とは違いますから。

子ども達は感想を言いながらも、テレビに見入っていたので、もう忘れてる。