(SNSの記事に追記したものです)
環境問題で「3R=Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)」という用語がありますが、3Rや「SDGs」などの用語が広まるよりずっと前から、開成町の「消費者の会」さんは徹底して取り組んでいます。
先日は、開成町役場駐車場にて廃油、ボタン、使わない食品の回収を行っていました。
私も食品や、ずっと前に手作りして眠ったままの陶器のボタンを提供しました。
最近、学校でもボタン回収を始めています。
ボタンは、地域の遊び場で工作や、このグループのご婦人たちがアレンジして素敵なブローチになったりします!(写真)
私のボタンも再利用してくれそうで嬉しいです。


食品を提供すると、廃油で作った石鹸を貰えます。(うわばき、ワイシャツの襟、食器洗いに特に良い)


高額なお米を買って、提供する方もいて、感激の声があがっていました。
この団体さんは、昨年度に開成町議会と意見交換会を行いました。
その際に、これまで開催していた公園ではなく、もっと人目につく役場駐車場で行いたいと強く要望されていました。
それがさっそく、実現したかたちです。
そのような経緯もあり、山本研一議長ともう一人同僚議員さん( 寺野 圭一郎 議員)も見学に来ていました。
・・・この後、畑に寄るつもりで全く緊張感のない格好で行ってしまいました。
朝は横断歩道であいさつ運動もあって、すっかり、日焼けした1日となりました。
決して古くならない「もったいない」精神
もったいない、という概念は、物を大切にして、無駄にしないという日本の文化的な価値観であり、その実践は創意工夫にあふれているものです。
英語圏では、家を壊さず永年使うという文化はありますが、日用品に関しては、ペットボトルを分別してフリース素材に、というところからリユースの考え方が画期的に捉えられたようで、ごく最近です。日本では昔から慣習としてありました。
“MOTTAINAI”を世界に広げようという動きもあるくらいです。⇒東洋経済オンライン「もったいない」の日本語
消費者の会さんは、50年近くに渡りその活動を続けており、新たに生まれ変わった作品はバザーで売られ、その資金でトイレットペーパーを購入して幼稚園に寄付するなど、すべてが循環しています。
※案内チラシでは、昨年の春休みに子ども達とおこなったセッケン作りの写真が使われています。(子ども子育て非営利団体「ASOBI隊」活動の一環で) 今では廃油がセッケンのみならず、飛行機の燃料としても使われているなど、環境講座も少し取り入れてくれて、子ども達は楽しく学び・経験できました。 ⇒JAL「すてる油で空を飛ぼう」
環境問題の取組みは、最近では太陽光パネルなどが話題になりますが、「消費者の会」さんの地道で楽しそうに行われている活動は、誰でも日常生活のなかでできるものだと改めて気づかされます。
たくさんの人に知って欲しいご婦人たちのバイタリティ・活動です。