自治会(町内会)とは?自治会(町内会)は必要か?

私が自分で「自治会役員て大変! 自治会って本当に必要なの?」と疑問に思って、調べたり考えたりしたことが以下です。

(自治会・町内会は、自治体により呼び名が違うだけ、という認識です。)

自治会は、普段は日常生活の中で特に意識をする必要はないと思っています。 ただしご自身の生活環境にとくに不満がないなら、それは行政はもちろんのこと、自治会もしっかり機能しているということです。

快適な生活環境とは、(ご自身の家庭内は別の話として)、○周辺の美化 ○防災・防犯 ○地域の人間関係 ○地域の課題解決(例 ゴミ放置問題)○地域で必要な情報の共有・・・によって成り立つと考えます。 

これら全てをカバーするために、行政・民間サービスでが行き届かないところを住民同士で協力して取り組んでいるのが自治会という地域の任意団体です。 したがって、行政と民間サービスが生活を快適にする要因をカバーできない以上(!)、自治会は必要と言えます。

本来「自治会に入るメリットデメリット」という問題ではなく、一世帯と市(町)政の間(隙間)に自治会が存在しています。  

自治会が存在する地域に住んでいる以上、町が自治会に委託している「行政サービスの隙間」があります(後述)。 だから「自治会が存在する地域にいるなら、自治会はあなたのその日常を陰で支える役を担っている」ということです。

こういう認識を持っているため、私はとくに安心・安全な生活のために、防災と環境美化 は行政に頼り切れない、必須の二本柱として重きを置いています。 その柱に支えられた中で住民達が安心して過ごせたら良いです。

防災・美化活動を住民が自分達で協力して円滑に行うためには、日頃の地域住民同士の相互理解や思いやりの気持ちが原動力となります。 その原動力を養うために、交流と福祉活動も重要なものとして自治会活動に含まれるのだと考えています。 

※写真のラジオ体操は、自治会(と、私が代表を務める子ども向け団体と共催)でコロナ禍の運動・交流不足解消で行ったものです。 子供だけでなく大人も多く参加。 密にならず広がって出来るし、良かったです。

行政が自治会に委託していることー 情報伝達の窓口的役割など。

これは当自治会がある開成町の場合、回覧板でお知らせを伝達することと、戸別配布で町広報物を渡すこと、逆に住民からの意見をとりまとめて町まで届けてもらうことです。 

個々で町に意見してもあまり真剣に対応してくれない内容も、自治会総意としてまとめて提出すると、それら一つ一つについて担当課が吟味し答えを出し、その答えは記録に残ります。

さらに社会福祉協議会と民生委員とともに、自治会は地域の高齢者など、自身で登録された災害時要援護者を見守る機能を持つことになっています。 (➡「ちゃんと機能したらパンクしそうな民生委員制度」

回覧業務については改善の余地ありと見ていますから、担当職員さんに直接確認する予定です。 また今度。(➡「長年、自治会業務だったことを町が民間委託」