第5回自治会長会議。 打ち解ける自治会長たち。対話で生まれる関係性

だんだんと布団が暖かくて起きるのが辛くなってきました。 最近はずっと朝焼けが綺麗で、写真より熟した柿みたいな色をしています。 

この2週間くらいの自治会長としての動きを振り返ってみると、細かいことが多かったです。 (募金方法について調べてたことを町職員に報告と相談/ 開成駅前の開発について街づくり推進課を訪れて質問と確認/  広報物作成と仕分け/  青少年指導員募集の受付など/ 駅前桜🌸剪定前の産業振興課と業者さんとの打合せ/  大雨後の排水溝見回り/ 自治会館の本棚 の整理)

このうち、一部は隣の自治会長さんとご一緒でした。 その会長さんは、メール上ではとにかく丁寧・律儀で謙虚という印象でしたが、直接話してみると全然違いました。 「おぉ。」とグータッチで挨拶したり、豪快かつ気さくで、とても頼もしい人でした。^^  

また、別方面の隣の自治会長さんとは、先月にバッタリお会いしたことがありました。 その地域をウロウロ散歩しているときに、ある公園を横切ろうとしたら、その公園内で草むしりをしてました!  その会長さんは黙っていると強面だし、口を開けばべらんめえ口調なのですが、

「あのさー、仲良く話すようになって良いんだけど、マスクしてると顔がよく分かんねぇよな。 俺はね、こういう顔してんの。 よろしくね!!」

とマスクを外して挨拶してくれました。^^  「私はこういう顔なんですよ!」と私もマスクを外し。 ご一緒に草むしりしていた幼馴染だという方は、facebookでたまに私の書いた内容にコメントしてくれる方でした! 小さい町だから、繋がっていきます。  

コミュニケーションの方法がたくさんある便利な世の中ですが、対話の良さは替え難いものです。 このときも、爽やかで良い空気感がありました。 

そうした対話を経て、今週は4カ月ぶりに集合しての自治会長会議がありました。

    ➡1回目(4月)2回目(5月)3回目(7月) 、4回目(書面・10月)

14自治会の会長たち、町長と副町長、企画政策課長と職員さん、そして議題により各課担当者や足柄消防署の方が見えました。

議題は ・自治会館や公民館の消防用設備等点検について ・各自治会が提出した自治会要望の内容確認 ・1月どんど焼きの実施予定場所の確認 ・10月広報物ポスティング試験配布の結果報告 ・ワクチン接種の進捗状況について(全世帯で2回目終了は83.07%。65歳以上は95.17%、12-64歳は78.35%) など。 

町長さんからご挨拶

前回、コロナで書面会議になった際には、町長から自治会長らに向けてのメッセージはありませんでした。

今回の町長挨拶は、●コロナワクチン3回目接種を始める国の動きに沿い、町もしっかりと準備を進めている。 ●コロナは完全には無くなっていないので、どう上手く付き合っていくかが大事。 町の大きな行事は中止となっているが、自治会の地域行事は徐々に再開し進めていただきたい。 ●今年度の町民集会は、ハザードマップの説明やコロナ対策についてなどを主な議題として6月に行う予定だったが11月に延期した。しかしコロナ感染予防のために中止とする。 来年度早々には県と合同で進めていく。

↑ 県と合同で? 挨拶の中で何度となく「国もこう動いているので」「県がこうしたから」 と触れていました。 

全体的に府川町政は、国と県の方針や指示を確認し、間違いのないようにそれに従うかたちで物事を進める印象です。 さらには周りの一市五町(足柄上地域)の動きを見て、先走ることはせずに慎重に足並みを揃える安心・安全路線のようです。

コロナ前まではそれが心地よかった人々も、コロナと付き合っていく必要に迫られたり、衆院総選挙などあると、なんとなく心もとないような、何かが足りないのでは?遅いのでは?という不満がくすぶってきていることは伝わっているのでしょうか。

町民集会という対話の機会の中止は、目に見えない影響がある

例年、6月に各自治会役員や関心のある人々と町幹部との貴重な対話の場(町民集会)がありますが、今年も中止となりました。

それとは別に、開成町は次年度の予算計画に向けて、町は『自治会要望』を募りますが、実質的にこちらは道路や環境整備という、街づくり推進課が担う内容を求められます。 

今回の会議で、自治会要望の限定的な要望要求に疑問を呈しましたが、「その他の課に関する要望は、町民集会やお問合せメールで伝えて頂く」との答えでした。 

でも町民集会は2年間も中止だし、問合せメールを待っているとは、このコロナ禍の非常時、しかも駅前開発など重なっている過渡期にあって及び腰。 「町はもっと能動的に、町民の声を拾う姿勢を見せた方がいい」と、会議が終わった後からもしつこく訴えました。  

4カ月ぶりの自治会長会議でも多方面の改善願いが訴えられ、

「では、この辺で・・・」と議長と職員に促されて半ば強制終了した会議の後には、会議場外の談話スペースに一部の会長さんたちが集まり、引き続きおしゃべりしていました。 少し遅れて通りかかった私も、 「ほら、椅子を持って来て!」 とお誘いがあり、参加!  皆さん、話し足りないのです。 

町政に関心が高い人達が訴える場を失うと、その人達が不満を伝える先は不特定多数の町民同士となります。 漠然と不安や不満を持つ多くの人々が関心を示して耳を傾けます。 そしてネガティブな印象をまとう話が広がっていきます。 面倒でも、小まめに対話した方が賢明です。