元旦。旧年中は大変多くの方々にお世話になり、心から感謝申し上げます。 一人また一人と、生きる活力が伝播する社会になりますように。何気ない風景の美しさに、癒やされますように。今年もどうぞ宜しくお願いします。 ↑写真は、いつもの畑に行く道です。ハクビシンが歩いていたことも。。
議員2年目に入り、多くの方々と知り合いました。(➡「かーさんズ」ほか、人と繋がってゆく地方議員)町政運営はすべての人々の生き方に関わっていると実感します。
今、(BSでは)毎日毎日被害が報じられるガザ、また能登の被災地の避難所、そうでなくても身近なところで、高齢独居や、孤立する子ども達、貧困家庭の話をよく聞くので、年末年始のような家族団らんの話が溢れるなかで、そういう人たちはどうしてるのかなと、よく想像するようになりました。
人と関わりたい、誰かの助けになりたい人たちの集まり
今年、開成町とともに市政(町政)施行70周年を迎える秦野市。おめでとうございます㊗
市内駅近くで12月中旬に催された「居場所シンポジウム」は、まさに孤立しがちな子ども達などの助けになりたい人たちや、実際に市内各地で活動する個人・団体代表たちが40名ほど集っていました。 そのなかに開成町の吉田島高校が含まれています。 場所は、その名も「こども館」。多目的室や自習室があり、ロビーでは高校生グループがいました。
驚いたのは、高校生、大学生たちも全体で約10名程度(約4分の1)ですが、自主的に話を聴きに・人脈作りに来場していたことです。 他にも子育て中か否かに関わらず、現役世代がほとんどを占めていました。(秦野市の若手議員さん↑桑原昌之さんや、田中めぐみさんも来てました☺)
秦野市の高齢化率は開成町と変わらない(むしろ高い)けど、人口が桁違いに多いし、やはり大学がある自治体。 いたるところで若者が多く闊歩しており、周辺の空気感もなんだか違いました。
登壇者の話を聴くだけでなく、グループに分かれての交流時間も長く取られており、学生達の話を聴くことができました。ほとんど秦野市民で、一部近隣自治体からの参加あり。開成町からの参加者は↓写真。登壇者の吉田島高校生徒達とその先生方、私。秦野市の方々は「これからは県西で広域連携ですよ!」と歓迎してくださり、嬉しかったです。
「誰かのために行動したい」と同等に学生達にとって重要なのは、一緒に活動する、志を共にする仲間がいること、ということのようでした。そしてその自主グループを拠点とした人脈づくりにも意欲的でした。 「中高生が学年や学校関係なく集える場所がない。バスケなど、スポーツを取り入れた遊びを自由にできる居場所を作りたい」「駅前の貸しスペースの情報があれば」などと、秦野市在住のある大学生は、はにかみながらも積極的に話していました。
活動紹介のために登壇した4団体
・「コミュニティルームいろは」アパートの一室を借りて、孤立しがちな未就園児向けの遊び場・保護者達の子育て相談や交流の場としている。開成町でいえば支援センターの個人宅版(運営は母親世代グループが自主的に。)といったところ。
・吉田島高校家庭クラブ 開成町では有名な、あじさい祭りでのコロッケ販売を担っている生活科学科の生徒達でした。
一部のクラブ員は、秦野市内の子ども食堂にて、献立を考えるところからスタッフの一員になって活動しているそうです。高校は開成町にあるのですが…、なるほど秦野市の子ども食堂はアットホームな和室でわいわいがやがや、「子ども食堂」の「孤食をふせぎ栄養バランスの取れた食事を地域の人たちと一緒に摂る」という理想が実現されていました。 なにより、「多くの人と関われるのが良いです」と、仲間を作りやすい環境があるようでした。(ご参考:【子ども食堂】現状と課題 | NPOカタリバからのお知らせ | 認定NPO法人カタリバ)
・たまりば 週1,2回ずつ市内の公民館を巡りお菓子作り等をしたり、月2回は拠点となるプレハブ小屋で駄菓子屋をしている。 地区の枠を超えて、誰でも参加できる子ども会のよう。(南足柄市の社会福祉士さんが運営する居場所「まんま遊~と」も駄菓子屋カフェ。駄菓子屋の存在は、さまざまなところで見直されていますね。)
・秦野市子ども政策課 子どもの居場所づくり支援を重要な事業として捉えていると明言されていました。こういう場に役所のご担当者が参加されているのは心強いことです。他にも、市の社会福祉協議会の職員さんも話を聴きに来ていました。 団体への補助金は安めですが、交付条件が3名以上の団体と少なくても良いこともあり、支援団体の裾野が広がっています。
ー 「たまりば」の代表者 磯辺友里さんと、不登校の子達が集い遊べる場所や保護者交流会を不定期で開催しているはだのcommonの代表者 五十嵐美和さんが、今回のシンポジウムを企画してくださいました。
私は子ども子育て支援の非営利団体を立ち上げたこともあり、議員として不登校問題等を見ていることもあり、SNS(X旧ツイッター)で以上のような元気にご活躍されている秦野市民の何人かとは自然と繋がるようになっています。 そうしたご縁で情報が入り、今回参加できることになりました。
本年もどうぞよろしくお願いします
・・・元旦からいつもと同様に長々と書いてしまいました。ブログは淡々と続けていきます。 今から、開成町の吉田神社の元旦祭に議員として参列してきます。
皆さまにとりまして本年がご健康で、幸多き一年になりますよう、お祈り申し上げます。