夏休み・春休み中の子ども達の居場所づくりボランティア団体代表、と、議員の仕事

さすがに11月終盤になると、寒くなってきましたね。もう12月議会が目前ですが、コロナから平常になったと思ったら暑い夏から秋へと移行された行事しわ寄せが顕著だったため、しばらく落ち着かない日々でした。(もう自治会クリスマス会の準備が始まっています…)

毎年恒例、開成駅前公園を中心に行う10月末のハロウィーンイベントは、今年も多くの人々の手伝いや子ども達の参加があり、大盛況のうちに行うことが出来ました。ご協力いただいた地域の皆さまに感謝申し上げます。 本当に人の力・気持ちの寄せ集めだなと、思い出すたびに有難く思います。

「ASOBI隊~長期休暇中の子ども達の遊びと学びを地域でサポート!~」という、開成町の公益団体の主催イベントで、私は団体の代表をしています。(➡ホームページはこちら)

今年は子どもの定員を80名に減らしたものの大人気のため、遊びにきた子を含めて100人近くいたと思われます。加えて付き添いの親御さん達や約20名のボランティアスタッフがいました。子どもも大人も思いきって仮装! 写真の仮装した大人たちは、皆さん普段は善良な開成町民です。(笑)(以前も東海大の学生たちや、中学生や隣の山北町のご協力を得て開催したことを書いていました)

改めてボランティア団体について。

この団体は、私が静岡から開成町に引っ越してきた2017年3月に考えだして、翌4月に同じように移住してきたママと発足しました。 思ったより住み始めた場所(開成町の振興地)が、静岡の田舎よりずっと気質が都会的で、このままだと数か月後の夏休みは親子で孤立すると焦ったからです。同じような親子は多いはずだと確信がありました。

核家族・共働き家庭が多い地域でもあるので、遊び相手や内容が偏りがち(とくにゲーム類)の子ども達を目にしていたこともありました。

そのため本来は、夏休みと春休み中の子ども達の孤立を防ぎ、遊び場をつくるための活動としてはじめました。(ハロウィンは、この辺に無いから始めた、周知を兼ねた例外的なイベントです。)

一方、ご高齢のみの世帯も多いです。 子ども達が素通りするおじいちゃんおばあちゃんも、実はすごい仕事を経験していたり、面白い趣味があったりするんだよ! ということを分からせたく、

子ども達の創意工夫の遊びの幅を広げるために、身近なおじいちゃんおばあちゃん達に昔遊びを教えてもらうなど、世代間交流や異学年交流も促しながら、朝のうち集まってさっさと宿題をしちゃって、残りの時間は楽しく遊ぼう・・・ということを主な目的にした団体です。「居場所」というからには、平日週3,4回程度はオープンしているのが理想です。

コロナ前は多い年で年間のべ500人以上の子ども達、100人くらいの地域の皆さんがお手伝いスタッフや日替わり遊び先生としてご参加されていたでしょうか。

地域の人々だけでなく様々な企業ともかかわりを持ってきました。2年目には町の認可団体となり、活動範囲や参加者募集を町内に広げました。

コロナのときはハイキングや釣りに出かけたりZOOMをしてみたり、活動を止めることはありませんでした。取材は何度か受け、県の賞もいただきました。写真はHPにさらにあるので、良かったらみてみてください。(取材記事はこちら)

思いは繋がっていく

元気な祖父母世代の方々が関わってきましたが、企画をおこなう主要メンバーは母親たちです。 今の時代だったら、父親もいたらいいのですが。

活動をしながら、名前を呼びながら挨拶できる子ども達ができるのは嬉しかったですし、副産物のように大人同士の繋がりも出来ました。 でも今は私が議員になったように、全員がまだ子育てをしつつも、子どもが成長するに連れ仕事の比重が大きくなってきました。週3,4回開催の理想は、難しくなってきました。

過去に何度かNPO法人にしないの?と聞かれましたが、最初から「こういうのは出来る人がすればいい。私はそのうちフルタイムで働くから」と長く続ける気はなかったので、国と町の補助事業に登録した任意団体のままです。

変わらない思いは強くあるものの、今はその思いも含めて広く仕事をできる議員としてやりがいを感じていて、そろそろボランティア活動に力に注ぐには無理が多く、潮時だと感じています。

今の子ども達や、保護者たちの考え方や傾向、子育て環境や社会、そんなこともメンバー達で見つめ、話し合いながら進めてきました。 つい最近も、じっくり話したばかりなのですが、どうしようかなーっと、寂しくなったり楽しく思い出したりしながら、ASOBI隊が好きな我が子には何も言い出せないままです。