今年も秋のボランティアイベントが無事に終了!他所の団体、身近な人達の協力を得て。

自治体の子育て支援活動助成事業に認定されている、子ども向け非営利団体の代表を務めています。 

その団体で、今秋はコロナ前と同様に、ハロウィーンイベント2段階で開催できました。 一つ目は、プレイベント的なランタン作り。 2つ目は、仮装した子ども達が幾つかのポイントを訪れて「トリックオアトリート!」とお菓子をもらう練り歩きです。

昨年のイベントについてはこちら

詳細はFacebookにも書いているので、ここでは印象深いことを掻い摘んで書いてみます。

隠れたテーマ「日本のお化けがハロウィンに遊びに来る」隣町の非営利団体とのコラボがやっと実現。 

唐笠おばけ。

写真の人形ほか、クオリティの高い日本のお化け人形を作っている小さなグループが隣町にあります。 

自然豊かな環境にありながら、少子高齢化のみならず過疎化と闘っている山北町。 その生涯学習センター認定の、絵本読み聞かせグループ「プー横丁」さんです。 舞台もあり、充実した図書室がある生涯学習センターに、舞台芸が出来る読み聞かせグループ。 子ども達が少ないなんて、もったいない!

2020年の地元紙で紹介されていて、「いつかコラボしたい」と思っていました。 ➡「お化けいっぱいのロビー」(タウンニュース足柄)  気さくで親切なセンター職員さんやメンバーの方々から、本当に快く、これ以外にも「ろくろっくび」「ねずみ小僧」「いったんもめん」などなどお借りしました。

こちらのハロウィンイベントも規模が小さいので、逆に幼子の親御さんにとっては、ほのぼの感や歩く距離がちょうど良いようで大人気です。  

まだ5年目なのに「毎年恒例」と認識されていることが肌で感じられたので、ここに日本のお化けが遊びに来てももう大丈夫だと思いました。 そうでなければ、「せっかくのハロウィンだけど和洋チグハグ?認識が間違っているよ?」となってしまうので。 

お菓子をもらえるポイントでクイズもあります。 日本のお化けの名前が分からないと、最終ゴールでのキーワードが導き出せないウォ―クラリー。 一つ一つの名前から決まった順番の一文字を組み合わせたキーワードです。  

「プー横丁」のお化けに使いたい文字が無い場合は、パネルにしました。 ↑写真のガイコツは難易度が高いので3拓です。しかし「お岩さん」や「一つ目小僧」など定番と思われるものも、参加した小中学生があまり知らないのに驚きました。

ゴールで答えるキーワードは、「せとわらしちゃん。」

 町にある古民家「瀬戸屋敷」にちなんだ名前です。 商工振興会の公式キャラクターであり、コロナ禍で臨時発売された商品券にも使われていました。 しかし新興地の親子達には知らない人が多く、この機会に認知度急上昇!! 

でも、「座敷童」も知らないなら、普通に「古民家に住む昔風の着物の女の子」と思ったかもしれません。 プー横丁さんに、日本お化けを引き連れてお話会に来てもらわないと。  

多数のボランティア参加! パパママ、中学生たち。

隠れたテーマに乗ってくれて、狐巫女の姿でボランティアスタッフになってくれた中学生★ 

子ども向けの団体は、対象が主に小学生です。今年は中学生になった子達が10人以上、準備・片付け・お菓子配りなどの手伝いに回ってくれました! 昨年の大学生たちがいないので、本当に助かりました。 ボランティアスタッフ30名のうち3分の1を中学生が占めていました。

代表の私も、この非営利団体の活動は「あくまでボランティア」のつもりです。 他のメンバーも仕事が忙しくなったり子供が成長して受験生になったりしているので、毎年続けなきゃ!とは別に思っていないのです。 よく「来年も参加したい」などと言われますが…。 

快くスタッフ側になってくれる中学生や大人達がいたので、誰かと何かを一緒にできる楽しさと感謝の気持ち(これはジーンとする幸せな気持ちです)で、今年もなんとか終了の挨拶まで辿り着きました。  

こんな小さな地域事に、「おもてなし」はありません。 参加者=当事者 です。 参加する子ども達の親御さんを中心に、多くの方々のご協力があってこそ今年も実施できたイベントでした。 ボランティアは達成感があったり、何かしら自分が楽しんで出来なきゃ、と思っています。

なにしろ夕闇の中のイベントなので、事故やケガが無くてホッとしました。