年度末組長会議が終わった。この1年間で気を付けていたこと・変わったこと。

写真は、子どもの進学に向けて家具移動と片付けをして空いた一画です。 昔の友人にもらった品々や、ドイツの蚤の市で買った敷布など。 花も飾れば、春らしい♩ 子ども達の物が侵食しませんように。

 先月末に年度最後の組長会議を行い、一区切りつきました。 コロナ禍でも、組長の皆さんから1年間やってみて抱いた疑問や感想などを聞きたく、開催しました。 

コロナ禍の「座談会」と書いたので批判されるか心配しましたが、入院中の方や、残念ながら亡くなられた組長さんを除き、40名中38名。 ほぼ全員参加でした。 

実に多角的な視点から、忌憚のないご意見・ご指摘が集まりました。 一覧にして読んでみたら互いに多くの気づきがあることでしょう。 (4月1日広報物として回覧・自治会HP掲載予定です。)

ちなみに、

1月の組長会議で役員改選、引継ぎ案内という重要な話を済ませます。 そのため任期は3月末まででも、昨年まで組長会議は1月で終わりでした。(前会長の期間) 最後の宿題をもらって終わった感じです。 

全体で運営方法や行事などを振り返る・感想を言い合うという機会が無かったので、今年度は事業計画に無かった「2月の組長会議」を加えました。  ごく簡単な短時間の会ですが、顔を合わせて互いに1年間を振り返り、労う機会になり良かったと思います。 

私らしさ、は出さないよう気を付けるくらいが丁度良い。

私は例外的に6,70代男性の自治会長ではありません。 しかし、だからと言って「子育て世代で女性の私だから出来る自治会改革をしてやる」などとは、最初から意気込んでいません。(➡会長になった経緯) 

抑えても、どうしても自然に偏ってくる視点はあるから、自我は抑えつつ、様々な人の考えを盛り込んで動くのが丁度良い塩梅な気がします。 会長職は2年任期で住民の間で次々と引き継いでいくものだから、誰になっても、やりやすいのが大事です。 

1番気を付けていることは、大変にならないよう、独りよがりにしないことです。  

「常識」「正義」「公平さ」といったものは、個人個人で、似てるようで異なると思います。 また、新興地のマンションに好んで移り住んでくる住民は「古くから続く典型的なイメージ通りの自治会」を期待しないと思います。

そのため、当自治会を構成している様々な世代の人々や、違う立場、違う価値観の人々の考えをなるべく聞くようにした1年でした。 

自治会は、社長の意向で動きが左右されたり、希望入社して来る社員が構成する会社ではありません。 

年齢も勤め先も、生活様式も考え方もバラバラな大勢の住民達が、たまたま同じマンションというだけで不可避に一緒に構成されています。 その辺の意識のバランスに気を付けています。 

実際、1年間で具体的に変わったことは

何度かここで触れて来た「組織を機能させること」に励みました。

「変えたい」というより「既存のこと・ものを正しく機能させる」という基本姿勢です。 組長、部長、副会長、会長という組織があるので、各々に相応の責任を持ってもらう=任せることです。 ➡「変わってきた自治会運営基本方針。~」 

また、「いつでもご意見募集」的な、門戸を開放アピールをしはじめたことです。 匿名含め、多くの手紙や本などが届きました。(本や歌は未だに差出人不明です!)  

あと変えたことと言えば、 1番最初に 

● 自治会が月一で発行する「自治会だより」の文字(フォント数)を大きくした。 

←文字が小さいと誰もが思っていたのでは?というほどよく聞こえた声でした。 前会長「分かっているが、必要事項が多いのに1枚にまとめるのが最善だから、仕方がない。 虫眼鏡を使って読んでください」と主張。 最初の4月から二枚分にして変えました。 駆け寄ってきてまで感謝を伝えるご高齢の方がいました。 ➡便りの一例「自治会だよりで他役員にスポットを当てる」

また、上記ほどではないが言われていた

● ホームページ開設。 (ついでに自治会専用のメールアドレス、電話番号を開設)

自治会館の様子や予約状況をネット上でも確認、回覧物の見直しなど出来るようにしました。 ➡自治会も「やさしいデジタル化」を取り入れ、時代とともに進む

ほか

● 自治会館使用規定の改訂。 

自治会員が管理している自治会館なのに、ロケーションの良さも手伝って、会員利用率は全体のたった30%という衝撃。  ➡自治会館レベルでも「受益者負担」を考える

● 成人の祝い品贈呈。 

異例の大学生活を送る二十歳の皆さん、コロナで成人式まで簡略化されてしまうと聞いて企画しました。

以前から懸念していた20代(世帯主は50,60代?)への目に見える「自治会メリット」になるとともに、前向きな若者の考えに触れる機会になりました。➡コロナ禍で初めて行う自治会活動

● 総会資料の全戸配布を辞めた。 

8,9枚x約400世帯という3千枚以上の印刷と、400部をホチキスで綴り全戸配布するという膨大な作業を前会長が始めました。 (それまでは総会資料は回覧板で回し、配布は役員・総会参加者・希望者に。) 

「全戸配布が公平だから。読まない人が捨てるのはその人の勝手」という主張で確かに公平ではありますが、元の「回覧板~」に戻しました。 無駄に捨てられる数は減らして、役員でなくても手元に持っていたいなら、そう要望してもうらうのです。 ほかの多くの自治会と同様です。

細かくみればまだありそうですが、主にこのくらいです。 コロナで事業がほとんど中止になったので出来た事です。

次年度に向け、運営に関しては様々な立場の役員が取組みやすく、また高齢者でもやりがいを持って取り組めるくらいの負担軽減するため、外部の力を借りる提案があり、また運営面でのちょっとした改革を検討中です。