先週の三連休初日、自治会の敬老の祝いがありました。 例年は自治会館で敬老会を催しますが、緊急事態宣言下の昨年に続き記念品贈呈となりました。 今年は初秋の良い頃のはずが、台風接近で午後から大雨予定。 多湿の中、福祉部の皆さんは汗だくになりながら記念品を高齢者の会員の皆さまに配布しました!
今年の記念品は写真、祝い文字入りカステラ(左)と高級今治タオル(右)の二択にしたら、過去最多の申込みがありました。 福祉部の皆さんが会議であれじゃないこれじゃないと話し合って決めた甲斐がありました。✨ ※どちらの記念品も、開成町内店舗応援を兼ねて、町内のギフト店で注文されていました。
(高級といってもタオルなので、単価は敬老会開催時よりずっとリーズナブルです★)
当事者意識がないと、やらされている感が募るし、つまらない。
今回の催しで最も意義あることは、福祉部の皆さんが組長会議に加えて自発的に臨時会議も開き、コロナ禍に合わせて、配布する側・される側を考慮したお祝い方法<記念品内容、申込の仕方、記念品の配り方>を決めたことです。
臨時会議は前日の打診であったにも拘わらず、フルタイム勤務者以外は全員出席でした。 仕事で欠席の人達には責任者が事前に電話でご意見を聞いていたとのことでした。
慣習に囚われがちな三役(会長・副会長・会計)ではなく、実務担当の部員たちが中心となって、互いの意見や提案を練って企画していました。 若い30代のパパから、実際に記念品を受け取る70代以上の部員たちそれぞれが発言して、全員ご納得の内容となりました。✨
これが、私には理想的な運営です。敬老会を担当する福祉部という組織があるのだから、本来はそういうものだと思います。
コロナが始まる前の一昨年の敬老会
に関しては、例えば以下の実務が必要でした。
記念品決定(慣例どおりの品)、品物発注と受取、案内チラシ・申込用紙・プログラム・名簿等の作成、演者への依頼、ビンゴ景品の数を決めて品を揃える、前日の会場設営、当日の挨拶やビンゴ読み上げなど・・・。
一昨年は、なんと以上の全てを前会長が率先して担っていました。 責任感と、「組長さんは忙しくて出来ないから」という気遣いから、段々と業務が増えて来たのだと思います。
そして本来の担当者である福祉部の部長以下約10名は、これらに口を挟む機会もなく会議で決定内容を聞き、プログラムに組み込まれた役割だけ決めて参加していました。
このような傾向が当自治会全体に渡り顕著になっていたので、一旦、仕切り直しです。 住民みんなの自治会だから、みんなで持ち回りで担当して、その年の担当者がやりにくい点があれば意見を擦り合わせて改善すれば良いことです。 そうして私事(わたくしごと)となり関心が芽生え、理解者も増えていきます。
(ブログ最初の方「なぜ私が自治会長になったのか」内で上記の傾向について書きました)
お祝いする側の人々も高齢化?
昨年のコロナ禍では、前会長が例年どおり頼んだ店のお祝い膳(弁当)を、部員みんなでお配りしました。
今年度、打合せが始まってみると、いきなり「お祝い膳をもらったって、一人暮らしの高齢者の孤食は寂しいもんだよ!」と、慣例の品を拒否されました!
そこからは「じゃあ、緊急事態宣言下の『敬老のお祝い』をどうするか」と、完全にウィズコロナに考えを切り替えての話合いになっていました。 最初、部員の一人か二人は「もう中止でも・・・」という考えだった様子ですが、その他多勢にすぐ圧倒されて、腹をくくって「どうにか行う。自分が関わる」前提で発言していました。
そうして決定した内容だったので、当日の部員同士の協力姿勢も素晴らしかったです。
ワアワアとすごい勢いで準備を整え、パーッと手分けして笑顔で記念品をお渡しし喜ばれて、終わった人から他所へ手伝いに回り、最後は互いに「有難うございましたー!お疲れ様でしたー!」と労い、予定より早くに達成感をもって終了していました。 (台風が近づいていたので良かったです)
記念品をお配りした12名中、4名が70歳以上の記念品贈呈対象者でした。
私はその方々は配布役は免除して、70歳未満の役員達で配ったら良いのでは?と思いましたが、やはり当事者のご意見は聞くものです。
「いい運動になるし、お互い顔を見れる機会になって良いから、いいんです!」と皆さん仰っていました。 実際、暑い日だったので若いパパさん達が大活躍で、ご高齢の方々は大変そうでしたが、
「いやー今年は福祉部の組長だからさ!配ってやってんだよ、どうぞ!」「なんだよ、ご苦労さん、ありがとう!」
など、元気なやりとりが見られました。 勝手な想像によるおせっかいな配慮で物事を決めなくて本当に良かったと思いました。
役員も高齢化が進んでいるので、これが拘束時間の長い敬老会の企画・主催だったらこうはいかないだろうし、
今回、「70歳以上の住民がこんなにいらっしゃったのか」と驚くほど多数の申込があったので、後々のことを考えなくてはいけない課題が出ましたが、それについては、またいつか。
早速お礼が届くなど、傍観者の私まで心地よい達成感をお裾分けしていただき、良い行事となりました。