写真は地域活動で子ども達と作ったセッケン。この協議会が入ってしまったために初日をずらして開催しました。 コロナや天災に内心怯えながら、なんとか通常の生活を送っているフリをしているかのような心境です。
第一回自治会長会議で決まった開成町青少年問題協議会委員の兼任
について、年一度のみという会議が7月末にありました。 (→「初めての場。第一回自治会長会議を振り返る」)
年一度なので、会議で何か企画を練って実施するというものではなく、警察署と中学校という現場の声を聴き、それぞれの立場での懸念を紹介し合うという集まりでした。 現場の声からは具体的で切実な内情の一端を知れて良かったです。
協議会委員は、 ・会長として府川町長。 ・副会長として今年度は教育委員会の代表者。 ・町議会議員の代表者 ・関係行政機関として松田警察署線圧安全課長
・ほか、学識経験者として9名。(私は自治会長代表としてここに含まれました。 同様に町保護司兼更生保護女性連絡協議会長、民生・主任児童委員、警察署少年補導員連絡会員、町青少年指導員連絡協議会長、町婦人会長、元子ども会育成会長、文命中PTA会長、文命中学校長)。 あと町の生涯学習課の方々や教育委委員長がいらっしゃいました。
・・・上記の参加者たちは肩書から察するに、「青少年」「教育」「子ども」「家庭の問題」「地域」「治安」「更生」 といった事象には精通している面々です。
青少年ーつまり、家庭で守られている義務教育中の子ども達が、そのときから・または成長するに連れて社会に出るまでの大事な時期です。 家庭と学校と社会というバランスが個々で変化していく頃のことです。
それなのになぜ?
今回はたまたま、開成町唯一の女性自治会長である私がこの委員になったけれど、そうでなければ女性は婦人会長だけです。
もしかしたら2割に満たない町の女性議員がたまたま代表にあたった年などあったかもしれません。 だとしても、ずっと「婦人会長=町の女性の声を伝える役」 という認識が町長以下の代表者達にあると容易に想像できました。
そしてこの婦人会長は、いったいどれだけの委員会に「町の女性代表」として登場しているのでしょうか? おそらく10年以上も? たしかに家庭内の具体例を交えたソフトな視線で女性らしいご意見を述べられる方でした。 しかしお孫さんがいらっしゃる彼女と現役子育て世代の私とは、問題を見出す視点に大きな違いがありました。
他の委員会を含め、現役世代の女性が圧倒的に少なくてその目線が抜け落ちているのだとすれば、せっかくの町民のための事業も、どこかゴッソリ抜け落ちたものになるでしょう。
(→ご参考 「女性が自治会長ということについて、どう思いますか?」 )
そういう訳で、私はフェミニストというつもりはありませんが、この会議においては参加者と内容を照らし合わせて「女性に対してなんて失礼なんだ」と思っていました。
他に印象深かったのは町職員さんの「町役場は『言うだけ、聞くだけでその後の具体的な動きがない』とよく言われますが・・・」という反省の弁
上記に記したとおり、警察署の方や校長先生からの話など、またそれぞれの立場からの関心事を聞くことは貴重な機会になりました。
しかし印象に残ったのは婦人会長が「平均年齢おそらく60代の婦人会の代表」以上に「町の女性の声代弁者」になっている構図と、町職員さんの反省の弁でした。 順番に各自の関心事・懸念すること(主にSNS問題)を述べていたときだったと思います。 急に矛先の違う話をし出したので面喰いました。
「本当によく、そうしたお叱りの言葉を頂きます・・・」 と申し訳なさそうに話されていました。 日焼けされてるので、オフの日には何かスポーツでも定期的にされていて、町民の方々と本音で接する機会が多いから、民間の気持ちがちゃんと伝わっているのかなあと思いました。
それを受けてか、町長さんは「(非行に走る子、またそうした不安要素がある子に対して)地域のみんなが動いている、ということを見せるのが大事だ!」と仰っていました。
そして2週間ほど経って事務局の生涯学習課から当会議の報告が届きました。
職員さんの反省の弁や町長さんの激励などやや脱線した話は丸ごと省かれていました。 今後の町の動きに繋がるヒントや総括的な記述もないご報告・・・というか抜粋・簡略化された議事録でした。
事後報告を出すのだったら、貴重な会議を実のあるものにしなければ!という謙虚さや責任感を滲ませないと、また「会議やって終わり」で期待もされない役所体質と思われてしまいます。
肝心の「青少年問題協議会」中身について全然触れていないので簡単になりますが②に続きます