工場見学と町の工場地「あしがら産業集積ビレッジ」のこれから

辺りはすっかり春で色とりどりの花が咲き綺麗です。新年度、新学期が始まり緊張の面持ちの子ども達に微笑ましく思ったり、心の中でエールを送ったりしています。

子ども達の春休み中のことを少し。(SNSで書いていたことに加筆。)開成町役場一階ロビー(町民プラザ)に、「開成町工場会」の展示が2週間ほど行われていました。

町内にあり、名前や建物は身近だけど何をしてるかよく知らなかった17の会社の、洗練された技術、製品が紹介されていて新鮮に映りました。技術革新が如実に生かされている製品、効果の数々を学生さんにも見てほしい、とSNSにあげていました。

クレシア(日本製紙クレシア株式会社)が製品紹介等に加え、いかに地域に溶け込んだ活動をしているか…清掃活動や子ども向けワークショップなどなど、力を入れている様子の展示があり、特別感がありました。 今後、どの会社も少しずつ意識していく領域かなと思わされました。

開成町の子ども向け夏休み企画は、かなりの企業が協力をしてくださっています。➡学校で配布されたジュニアサマースクール資料。 よく見ると企業名がズラリ。

工場見学

また春休みは近隣で子ども向け工場見学も開催され、子どもとその友達を連れて参加してきました。 南足柄市の文化堂印刷会社の工場です。 小田原に本社があるので、小田原の情報サイトに載っていました。

ロボット工程が多く超大型印刷機は高速で、絵を描くのが好きな子にいいかなと思ったら別世界で圧巻でした。大きな紙の印刷が段々と仕上がっていく様子が見れるというより、バババッと瞬時に紙が出てきてあっという間に束になる「技術のすごさ」に驚く、という工場見学でした。


工場敷地内にクレープのキッチンカーが来ていました。特別だったのかな? ご当地の湘南ゴールド餡が気になりました。鈴木製餡所 という専門店が小田原市にあるようです。別分野の老舗会社も知ることが出来ました。^^

ここは、一足早く整備されている「あしがら産業集積ビレッジ」

(開成町でも南足柄市境にできる予定の工場地)の、和田河原塚原地区内です。↓

南足柄市のホームページより。

画像の2つの青い〇のうち、上部にある竹松壗下地区の整地が現在、進んでいます。この地区の、開成町が含まれる宮台地区周辺について、一般質問を行っていました。➡「一般質問#6 道の駅周辺が工場地帯になるって本当?」

この件については、土地の利用が農地から市街地に変わるという制度設計上の大きな変化があります。その必要な過程として、住民に向けた公述の募集と、それを読み上げる公聴会が昨年秋に開催され、私は傍聴に行っていました。

この公聴会では、地権者以外の開成町民から公述があがっていました。地権者はもちろん、地権者以外の住民からの意見も吸い上げられるような、情報が納税者に行き届いた事業推進・・・ これが大事なんじゃないでしょうか。これがオール開成では? 議場でも何度も言っています。 まずは3月の各地区の自治会総会にて、その地域に関係する事業を挨拶に含むことにしたようです。

・・・地権者説明が回を重ねる一方で、企業誘致の取組みも進んでいます。ただの「工場地帯」ではなく「足柄産業集積ビレッジ」という名がついた、一帯の特徴を描くしっかりした構想がある計画ですから、付近住民はもちろん地域コミュニティとの親和性がある工場地一帯になるのでしょう。

開成町工場会や、足柄の商工会がますます発展し、地域になじんでいくことを期待します。小さな町の、人と人との顔の見える関係性が生かされ、この地域だからより仕事が楽しいと感じていただける町になるように。