足柄下郡唯一の出産施設オープン。命が誕生する場所ができた。

もうGW。。。3月末にリニューアルオープンした南足柄市運動公園、GWも賑わうことでしょう。広々した草原だったところに、6つの遊具エリアを設け、インクルーシブ遊具(障害を問わず誰もが遊べる遊具)を贅沢に設けています。大人が遊べる体操系遊具もあります。  ⇒タウンニュース「トリム広場一新」 の記事

 

少子化対策として南足柄市は給食費無償化にも踏み切っています。そしてこの公園の大変容など、まとまった財源が必要かつ、分かりやすい子育て支援策に積極的なのが今の南足柄市政の特徴と映ります。

足柄下郡の助産院が開院ニュース。足柄上郡は

国が「異次元の少子化対策」と2年前に掲げて、開成町や近隣でも子ども子育て支援策が増えています。 でもそれ以前に、足柄上郡では上病院から産科が撤退してしまいました。出産については、ほぼ小田原市におんぶにだっこです。

「異次元の少子化対策」に産科医や産科医院誘致についてはどこまで含まれるのか。近年の変化として国の少子化対策追い風があり、足柄上郡の市町はどこも子ども子育て支援に積極的。 そうであれば、産科院についても前向きに、連携して話し合う機会は設けたら良いと思います。

(足柄上郡の年間の出産総数は400前後。 全員ではなく例えば半数200件程度の出産数で産院が成り立つのか?というのはこちらの病院・診療所の年間分娩数一覧(ほとんど500以上)を考えると少ない方らしい。下記で触れる秦野に2年前に開院した産科医院は年間400件超の分娩数ですが、全国展開している法人母体があるので医師にとって安心だし件数が少なめでも大丈夫なのかも。助産院は年間10-30件程度だそうです)

ヒアリング

足柄下郡(箱根、真鶴、湯河原)にも産科が無く、小田原市や静岡県の熱海市まで行く例があるようですが、この春、真鶴町に助産院が開院しました。今日夕方の首都圏ネットワークで18時半ごろ、紹介されるそうです。(開院直後のタウンニュース)

3/28開院し2週間ほど内覧期間があったので、その間に視察へ行きました。

「海とつき」という素敵な名前です。満月のときに産気づきやすいなど、神秘的な自然の摂理を思い出します。真鶴駅から徒歩15分足らずの新しそうな住宅地で、分かりやすいところにありました。

産科撤退がある昨今、個人で開院するとはどのような思いで?需要はいかほど?また、ただ女性として「新しい助産院」に興味関心があったのもあります^^。

総合病院の産科とは異なる助産師さんの哲学、お産や母親への寄り添い方、
減りゆく助産院の現状と難しさ、この施設の開院に至る補助金などについて伺いました。

診る絶対数が少ないこともあり、一人一人のお母さんの性格や生活様式まで熟知するほどに寄り添い、命が誕生する瞬間を共に過ごし支える。お話を聴きながら、あったかい気持ちになりました。

足柄下郡だけでなく、上郡からも予約が入り始めていたことに納得する思いでした。

※↑湯河原町の元議員、土屋由希子さん(写真右)がオープン前の手伝いをされてました。彼女は5年ほど前から本当にご尽力されて、ついに隣町で実現。土屋さん、岩田みやこ先生も、開院誠におめでとうございます。

付随する支援サービスは

小田原~真鶴間はよく渋滞する時間帯だったので、妊婦さんだったら電車かな、という思いもあり、電車で向かいました。 真鶴町は、海山の距離が近くて、徒歩15分というのは半分が坂道(上り)でした

助産院といえば持病や高血圧などリスクがある妊婦さんは行かず、基本的に健康な妊婦さんが行くところなので、有酸素運動と思えば良いようです。 それにしても、ときにはしんどいときがあるのでは・・・

真鶴駅前にはうらやましいくらい多くのタクシーが止まっていたので、妊婦タクシー(事前登録し、陣痛時など家まで来て、院まで通常料金で送ってくれる)があっても良いと老婆心で伝えてきました。ここに通う以外の妊婦さんも使えますし、町の子育て支援策の一つとしてもいいのでは。

↑普通のリビングのような一画。 部屋も病院らしさがなく、最近の新しい支援策「産後ケア」にも対応しています。産院としてだけでなく、講習会や体操なども行えるような、複合的な子ども子育て支援拠点にする考えがあるようです。 ここに行く前後で真鶴グルメが良いですね!🎣

足柄上でも、このような温かさを感じる産院が出来たら良いな。命が誕生する場所があるというのは、特別です。

おまけ ↑秦野市に2023年に開院した産婦人科クリニックに、ほかの足柄上郡女性議員たちと視察に行ったとき。ここは開成町でも「産後ケア(赤ちゃんを見てもらいながら、お母さんが宿泊できる)サービス」の提携場所です。⇒「タウンニュース秦野の開院時の記事」

もうすぐ子どもの日ですね。