一般質問#9 ②学校や公民館、南コミ…各施設がもっと使われて、元気な町に

写真は、元気いっぱいな子どもから大人まで参加した先週の駅伝大会の日に撮った酒匂川沿いのイチョウ。青空を背景にハッとする眩しい黄色の木!駅伝大会も盛り上がって楽しかったです。

一般質問、議論を詰められず。

12月一般質問の動画が議会HP上にあがりました。 前のブログでは、公共施設の老朽化が先行き深刻な件について触れましたが、一般質問では、それを前提として施設4か所を取り上げ、現状を確認したり、有効活用の方法を提案したりしました。

開成町は新しい公共施設(家や学校・職場とはちがう第三の居場所となる複合的な図書館)を造るという構想があるので、居場所になりそうだけどなっていないと思われる既存の施設についてです。

今回はそれぞれの施設の話になったし、急きょ別の議員さんの質問を関連させて応援・再プッシュするような質問も入れたので、議論を深める進め方ではなくなってしまったなと反省しています。

もっと有効活用できそうな施設について

町民センターと福祉会館という大きな、これまた利用には課題がありそうな施設もありますが、そこは全体の話(予約方法や管理方法)で触れる程度にして以下の4点です。

町民プラザ…開成町役場1階の広々したロビーのことです。当初の計画では、「待ち合わせや憩いの場」として親しまれるスペース(まさに第三の居場所的な…)、とのこと。(↓写真。前にここは美しい木箱の中だとか結婚式場とか書いていました。

ここ1年程、隣の町民センターが改修工事で閉鎖しているため、図書室の本を町民プラザの階段奥に並べ、臨時図書室となっていました。 それでようやく人影が増えていた感があります。 利用者の感想を紹介するとともに、提案として、1月に町民センターが再開しても、引き続き本や机・椅子を設置し、当初の計画のような環境づくりをすること。 また、様々な展示をしているので展示スケジュールを町民に周知することを伝えました。 利用促進については、諸々、既に前向きに考えられているようです。 (➡今日のタウンニュースに、町民センター再開と臨時図書室閉鎖について載っていました

南部コミュニティセンター…老朽化が進み、且つ当初の目的(地域スポーツ振興。主にバレーボール)としての利用は激減し、隣の幼稚園が行事等で利用する施設になっています。 ただ以前から他の議員や、利用する幼稚園側からも老朽化や使いにくさを指摘されています。 学童保育所としても使われていたことがあるこの施設、将来は児童館のように子ども達が自由に訪れ、体を動かす遊び場になれるかどうか。また少子化ではあるけど幼児教育に力を注ぐための施設と考えるのか聞きました。

(↑近隣自治会の秋祭りの一環で、わらび座の演舞!暑くも寒くもない日では特に問題なく観劇できましたが…)

隣接する開成駅前通り線の土地区画整理が令和10-15年に完了予定です。駅からほぼ一直線につながる一等地となるので、ここが宙ぶらりんのまま駅前の新たな施設は考えにくい。 現状、補修工事には多大な費用がかかること、また前回書いたように、町長も複数施設の老朽化を大きな課題と捉えているため、まだ人口推移や駅前通り線の進捗など多方面に及び現状把握の段階で、個々の施設の将来的な見通しは難しいとの回答でした。

学校の体育館や校庭の開放…体育館は管理上難しいが、校庭は放課後や夏休み等、開放しているとのこと。 開成町2つの学校に通う小学生やその保護者たちに聞いたところ、放課後等に校庭で遊べることを知っている子と知らない子がいます。親も同じ。ヒアリングしたいくつかの証言を紹介し、夏休み前などにはマチコミ(保護者向けの連絡手段)で改めて利用可能時間等の情報とともに伝えてはどうかと促しました。

※この学校に関する質問や指摘についての反響が一番多かったです。 答弁した教育課は、学校と相談するとのこと。

自治会館や公民館の活用…昨今の酷暑で、子ども達が外でのびのび遊びにくくなっています。「外で遊ぶのは危険」と無線が流れるくらい。一世代前とはもう全然違います。上記のように、体育館は管理上開放できない、南部コミュニティセンターも現状では考えてない・・・ということで、自治会館や公民館の利活用を訴えました。

これは実は年度始まりくらいから、窓口で訴えたり自治会長会議で話題にしてもらったりと動いていたことです。各自治会が指定管理であるため、町としては運営ではなく「支援」が主になりますが、答弁では、庁内でワーキンググループを発足して子ども達の室内遊び場を検討している話や、他自治体の実践例を示していただけました。

体験格差をなくすために日常つかえる公共施設の利用から考える

以上、複数の施設を取り上げるとともに全体の管理計画にも触れたので、まとまりとしては反省が残りますが、いろいろ確認や提案ができました。

個々の施設・その運営や管理方法の見直しと、子どもたちにとって必要な居場所・体験を保障するためという目的での利用促進や安全対策など、できることが既存施設でまだある、という手応えです。 

SDGsの目標のうち、12番目の「つくる責任つかう責任」。小さな私物にも言えることですが。新たなハコ建設は、今の時代はより難しい。まずは既存施設の徹底的な見直しです。