小学校授業参観(学校公開日)に学ぶ。6年生は「まちづくり」に真剣!

写真は小学校正門を入るとすぐ目につく二宮金次郎像です。すぐ近くの小田原栢山で生まれた金次郎さんですから、その勤勉な姿の横を毎日通る子ども達は、なにか励まされるものがあると良いのですが。

先週、授業参観がありました。 今は学校公開日といいます。 特定の授業参観だけではなく、学校全体を保護者に見てもらい、日頃子ども達がいる学習環境やその様子を知ることが目的のようです。 我が子のクラス以外にも、中庭や給食調理場、他の学年の「今の英語の授業はどういうことをしているのか」など見て回ることができます。 

私の父は退職後に教育関係に携わっているので、祖父として呼びたかったなぁ‥と考えていたところ、祖父として元開成町長の露木順一さんが来ていました。 ご自身が尽力されて開校を迎えてから、生徒数は伸び続けている小学校です。 どんな思いを抱くものか計り知れませんが、その日はお孫さんを見ていて微笑ましかったです。^^ 

「これ、あなたは聞いたほうがいいよ」とママ友たち。

気づけば6年生のクラスの壁には、「開成町をもっとよくするために」「あじさいちゃん(町のキャラ)をもっとアピールするには」といったテーマでまとめられた模造紙が貼られていました。 ※後者のは実現するといいですね~✨早く公になって欲しいです。^^ 

6年生は総合の授業でまちづくりについて学んでいるそうです。 開成町では、駅前通り線の土地区画整理事業を控えていることが大きいです。さらに、こども家庭庁が4月に発足し、当事者(子どもや保護者)の意見を聴いて政策に取り入れる…という国の方針があります。 町が第六次総合計画を策定する時期にもかかることから、これら子ども達の意見が町の中枢に届き、参考にされることでしょう。 

 駅前通り線の事業といえば、6月議会の一般質問で私が扱っていたテーマそのもの! 子ども達はさらに詳しく掘り下げ、多くの具体的な提案や意見交換を活発に行っていることが伺えました。 

「今、向こうの6年生でこういう授業しているよ! 見た方がいいよ」と声をかけてくれたママさんがいたのです。 そちらに行くと、久し振りに顔を合わせるママさんが「ここ、参考になるだろうから聞いておくといい」と。 授業後も同様に、当たり前のように私の仕事を分かっていて背中を押してくれる保護者の方々いて、みんなたま~にしか顔を合わせないのに…素直に、とても嬉しかったです。🥰

「道路には緑を!」「でも維持するのが大変」← 小学生の視点!?   

 開成町議会が積極的に議場開放を行っている一環で、6年生たちも議場見学や疑似体験に訪れていました。 そのときに見学していたので、私の顔を覚えている子もいたようです。(あと、我が子やボランティア活動を通して知ってる子も多いはず。成長していて一見分からないけど。)(➡「議会改革で注目されている開成町議会」)

 授業後にワッと話しかけてくれたので、本心から目一杯褒めました。 素晴らしかったです。👏 「道路に緑を増やすのはいいけど、維持するのが大変では」と、小学生がそこまで気づくんだな、など、他にも感心する意見、そしてその積極性に、普段から子ども扱いし過ぎな自分に気づかされました。 

 ヒートアイランド現象を防ぐ道路用の遮熱性舗装の話なんて出ていて、次回の学校公開日はメモ用紙を持ってこようと心に決めました。 (➡ 一例 塗布型遮熱性舗装ファイントップクール) 実際に東京オリンピックのマラソンコースでは同類の舗装が為されてたようで、国土交通省の実証実験結果も出ています。 まだそういう段階のようです。 ペンキと同じでいずれ剥がれるものだから、環境面の懸念もありますね…。(マイクロプラスチック問題のように…)

 集中すればこんなに町のことに思いを巡らせ、色々思いつく小学生の柔軟さは、見ていて元気をもらえるものでした。 これからも様々な経験や勉強をして視野を広げ、その目線でまた地元の行政を見ていただきたいです。