初めての一般質問② 一般質問初心者ながら思いは伝わった?

↑写真は、開成駅前通り線の区画整理事業が進めば無くなる風景の一つ。 何気ない日常の中に、こんなに趣があり紫陽花も映える水路。 

先日日曜日の一般質問後に回収された傍聴者アンケートを、3,4度じっくり読みました。 直に傍聴された方々から投げかけられる感想や批評は、数少ない貴重な、直接的なフィードバックで有難いものです。 その中に議員名を特定しない、「ある議員さんの、『町を良くしたい!』という気持ちがよく伝わった」とあったのは、「言葉はつたなかったけど、なんだか思いは伝わったよ」ということで密かに、町づくりに関する話をつっかかりながら話していた私のことかな?と思いました。 

日曜議会の質問は「開成町都市計画マスタープランに沿った、駅前開発に向けた町の考えは」という題で行いました。

計画書って大事だよ

(↑区画整理で景色が変わる地域を歩いていたとき。 左下方の石塀にある白い線、畑の持ち主によると「アオダイショウの抜け殻だよ。昔はもっと多かったけど、段々減って越冬したのはこの一匹だけだ。寂しいよ」とのこと。)

町が策定する計画書は、町の方向性を住民に示して、「これなら良い町になるから協力しよう」と共に進めるために説得材料にもなり得るものです。 

町の総合計画に即して細かいところまで丁寧に策定された「開成町都市計画マスタープラン」という計画書には、「駅前通り線は、玄関口としてふさわしい景観となるよう、電線の地中化や植栽を施すとともに、沿道土地利用における生け垣化(中略)沿道の一体的な修景化を図る」とあります。 

この重要な計画書のタイトルにある「人と水と緑が調和した」ということもそうですが、「生け垣化」とまで具体的に明記されている(具体的すぎた?)のだから、またそのマスタープランが改訂されていないのだから、一般公開する事業計画の将来イメージ図というものには反映させる必要があると思います。 ちなみに「修景化」とは自然の美しさを損なわないように風景を整備することです。 

それが今、駅前区画整理事業の顔としてHPや資料表紙として出している駅前将来イメージ図について、「建物の可能な高さを示すをこうなる」という絵 、また「土地所有者の意見を基にした都市計画等を踏まえたイメージ」というものが使用されています。

町づくりの過程に詳しい方ならや、その意見を伝えた土地所有者にとっては違和感のないことかもしれませんが、そうではない地権者さんは戸惑うし、町広報紙に「将来イメージ図」として見開きページで載ったため、詳しくない大多数の方が誤解します。 

議員は町民の声を代弁する役割もあります。 職員さんに説明をしていただいた後であっても、広報紙が発行された当時の自治会役員会議で、「あれは何?ありふれた都市の図で、どこの町か分からない」「会長さんは何も聞いてないのか?」などの声が上がっていたことは、一般質問の場で紹介させて頂きました。  

聞けなかった質問

まずはそんな景観に関する話をしましたが…。

日曜議会より前に行った平日の一般質問2項目では、再質問を全て事前に決めてその通りに話したので、反省して日曜日はもっと自然にやろうと思いました。 それが経験に乏しい私には難易度が高過ぎて、職員さんの答弁を軽く流してしまったし、構成が乱れて考えていた結論も言えず、聞きたい質問も出来ませんでした。質問の一つは、副町長に向けたものです。 

新町長が4月の統一地方選で決まり、そして6月、新副町長としてこれまで街づくりに長く携わってきた元職員が就任されました。 新町長の思いを受けて実務を担っていく新副町長に、駅前の土地区画整理事業で最も重視することは何かと聞きたかったのです。私の余計な語りで時間切れになってしまいました。 またの機会に副町長の考えを聞いてみたいと思います。

 そのとき、別の質問に対して町長が仰ったような、投資と利益の好循環の話が筆頭に来たかもしれませんが、今ある家を手放すことになる地権者さんに寄り添うような言葉も含んでいただきたいと思っていました。 

長くなるので続く