(写真は、5月いっぱい開催中の丹沢アートフェスの一環で、陶芸などなど展示中の瀬戸屋敷で娘がワークショップに参加して作ったステンドグラス!と、母の日でもらったカーネーション花束から一輪🌸)
既に1週間が経とうとしている、初めて議場で行った随時会議について。 そこでは一般会計(教育、福祉や道路など基礎的な行政サービスにする関する予算)の補正部分に関する説明のほか、議題には議員12名からの議長選出があるため、傍聴席には記者たちが来ていました。
その随時会議より数日前に開催された懇談会は内容が半ば「随時会議のための事前会議」で、2名の議員が立候補を表明していました。 また懇談会では以下のことが事前になされていました。 ●随時会議から議員が議場に座ることになるので、その席決めをするクジ引き(のために誰がどの順番でクジを引くかのクジ引きも有り) ●議長・副議長選挙を議場で行うにあたり、議長席前の投票箱に投票する動線を図で確認 ●開票立ち合い人2名を議員の中から決定 ●随時会議でどの委員会に立候補するか意思表明と人数調整 など。
※ちなみに選挙のときも、ポスター・選挙公報の位置がクジ引きでしたが、やはりその重要なクジを引く順番を決める前クジがありました。 早い者順で決まることは一切なく、公平さが徹底されています。 役場で使われているクジは、細長い直方体のケースから長い箸のような棒を出すタイプ。 東京の浅草寺のクジにそっくりなんです。
議長以下、役員が続々決定。兼務多数!
議長、副議長と滞りなく選挙が執り行われました。 議長は、膨大な兼務「足柄上衛生組合議員」「足柄西部清掃組合議会議員」「表彰審査委員会委員」「あじさい祭り実行委員会委員」「阿波踊り実行委員会委員」「神奈川県西部広域消防運営協議会委員」などなど、行政の多岐に渡り重要なポジションも担うことになります。 そういえば自治会長も多くの兼務があり、連合会長は特に多かったです。 自治会長も立ててほしいなぁ。
その後、3、4回目の選挙「常任委員会委員長」と「副委員長」は、議場ではなく小さな会議室に移り6人ずつの小さな規模で行われました。 常任委員会は、「総務経済」と「教育民生」の2択と全員参加の「広報広聴」があり、私は2択のほうでは「総務経済」委員、しかも副委員長になりました。自動的に議会運営委員と、都市計画審議会委員が兼任となりました。
3,4回目の内々の選挙となると議場でもないし少人数なので、話合いの延長で投票用紙はササッと配布され、「はい選挙ですね。 名前を記載してハイどうぞ」という慣れた仕草になっていましたが、それでも正式な手順を踏んでいる規律正しさと、黙って開票を待つ神妙な間がありました。
そうして、推薦や立候補、選挙、などを踏んで数々の役員が決定しました。 議員任期は4年ですが、議長や委員は2年任期なので、今回と同じ選挙を2年後にまた行うことになります。
選挙に触れる頻度の差が激しい。 もっと子どもの頃から学級委員長選びなど・・・
ここまでの時間をかけずとも、子供の頃から法的に厳正中立な方法として「選挙」を取り入れたら良いのではと思いました。 (開成町は中学生の生徒会役員は選挙だそうです) 「選挙」というワードに触れる頻度が、議員とそれに関わる人達以外と、あまりにもかけ離れています。
うちの子(小学生)の話から、今年は学級委員長の選び方は①立候補者がなりたい理由を紙に書く。②先生が名前を伏せて読み上げる。 ③良いと思った方にみんなが挙手をして多数決 とのことです。 本来の選挙から考えると、誰がどれを選んだか全員が分かってしまう状態であり、自分意思が周りに左右される恐れがある・・・となります。 単なる人気投票にならない工夫が見られますが、フォローの仕方はほかにあるような気もします。
こんなに選挙が身近だったり、物事の進め方が2重3重に慎重なのは一般的ではなく、その感覚の差がちょっと心配になりました。