秋の味覚、イチジクが美味しいです。写真のお宅は、開成駅から徒歩数分。 駅前通り線の整備の該当エリアからほんの少しそれたところです。 一般質問準備で話を聴いて意気投合し、その後も訪れるようになりました。^^ お土産に庭の花々を頂きました。また、作品写真とともにいつか改めて書きたいです。
・・・一般質問の映像を見た後や、前の記事を書いた後で「図書館が駅前にあるなんておかしい」というご意見がメールに数件届きました。どうも有り難うございました。 商業施設等を含む複合的な図書館を駅前に…という案は初めて聞いたという、その形態にも疑問を呈するご感想でした。議論が活発化すれば良いですね!
一大公共事業だけど町民の関心が薄い
一般質問の最後には「地権者さんには丁寧に説明し、町民の皆さまには日々の生活が楽しみになるよう、関心を喚起して欲しい」と要望しました。
前回からの続きです。 都市計画のなかでも、駅前通り線の事業は、財政規模が大きく抜きんでています。議場では言いませんでしたが、総事業費40億円(R3年の計画時)であり、町債(町の借金)は既に億で出ています。 町の一大事業のはずなのに、住民の関心が失われている。それはいかがなものかと、いくつかの証言を紹介して質問しました。
令和3年に広報かいせいで大胆にも見開き1ページを使い、事業認可を県から受けた報告を大っぴらにしてから早3年。「そういえばあの話はどうなったの?」「止まってるのでは?」という感想が出るのは仕方ありません。
地権者さんと土地買収について交渉中だから、ということが、事業内容の目的や町長の意思について、一転してしばらくは控える理由となったようです。町民集会で集まった方には、全体の多種多様な事業の一つとして含まれる程度でした。(書いてて思いましたが、議員が伝えるのも一つ)
しかし図書館を作りたい、という町長の意思まで引っ込めるものでしょうか。 極めて公共性の高い駅前・駅周辺の話であり、莫大な公金を使って推し進める公共事業(やることが決まっている公共事業)では、逆に町民に対し、事業の過程や目的を説明するのは当たり前のように感じます。目的とは事務的な話ではなく、前向きで夢のある話もないと、なんのための一大事業かわかりません。地権者の皆さまには丁寧にその意図を説明・説得し、ご理解いただく努力をするほうが筋では。
町民とともに、どこから決める?
一般質問のなかで、図書館を作りたいという町長の意思は聴けましたが、駅前という場所は個人的な考えであるとし、「町民との協議を重ね…」とところどころで強調されていました。
もし図書館の場所から町民との協議を経て決めていくというのであれば、町には都市計画のほかにも様々な計画があるので、自由闊達な町民のご意見から多数決で決まる…というわけにはいかないと話しました。 計画に忠実に沿えば、必然的に条件が定まってくるからです。
おそらく多数の町民が「図書館」と聞いて頭に思い描くのは、独立した立派な大型図書館です。 ただ前回書いた都市計画の土地利用目的(駅周辺は商業用地、町中部は行政サービスの中心地)を踏まえれば、そのような図書館は駅前ではなく、庁舎がある中部のほうがふさわしいです。
答弁にあったような「田舎モダン」のコンセプトにあった景観や雰囲気のある町並みを作りたいという、総合プロデュース的なデザインをするなら、駅前通り線に並ぶ建物は大体を把握しておく必要があるでしょう。 だから”町民との協議”が長引き、公用地がいつまでもポッカリと「図書館を含む複合施設になる可能性がある場所」であることは考え難いです。
町長も「作業工程を整えている段階にある」と仰っていたので、逆算していつまでにどう動くべきか計画しているところのようです。 教育の町として、中部に”小さな町だけど立派な図書館がある” となるのか、中部にすでに図書室があるので、”大きくはないけど質の良い図書室があっちにもこっちにもある”というアプローチとなるのか。 どのように転ぶのでしょうか。
10年後に振り返りたい今日のブログです。
もう一つ、細かなところを書いておしまいにします