写真は開成町あじさい祭りのホームページから。 今年は好天に恵まれ賑わっています!今週は暑すぎて白い紫陽花が色焼けしないか心配なくらい。 開成駅と行き来するシャトルバスを土日に利用しましたが、午前中はどちらも超満員。 会場近くまで行ってくれるのは良い。 急な雨があった日曜の午後15時頃は空いていました。
舞台棟では様々な催しがあり、すし詰め状態。あじさいを敷き詰めるように浮かべた幻想的なあじさい池も大人気です。 ↑ママ手作りの紫陽花帽子をかぶっていた女の子、可愛いので撮らせてもらいました💓 最後の夕日のはメイン会場から離れた岡野地区。紫陽花も多いけどタチアオイも綺麗でした。
買い物も楽しめました。文命農業のホワイトショコラ(トウモロコシ)や、今年、災害協定を結ぶということで町長さんもいらしていた茨城県茨城町の特産品メロンなど。 茨城町もあじさい祭りを今週末から行うようで、こちらも綺麗そう✨
県のデータを照らし合わせると足柄上地域は
前回、神奈川県の足柄観光を分析するセミナーに参加したことを書きました。 足柄上郡(一市五町、南足柄市・山北町・大井町・松田町・中井町・開成町)に特化した分析データが資料でした。そのデータによると開成町は各地で桜が咲き、瀬戸屋敷でひな祭りがある3月、そしてあじさい祭りがある6月が突出して来訪者数が多いです。 ではその後は?
あじさい祭りの開園式でズラリと並んだ足柄地域のご来賓たち。県西の観光メッカである箱根から来た山田議長は「次は箱根のあじさい列車です」と抜け目なくアピールしていました。 言葉を用意してたんだと思います。 ほかの近隣市町のご来賓は謙虚に祝辞を述べるまでで、箱根にいると意識も違うんだろうなと思いました。
抜け目ない山田議長(左)、昨年の私の当選後に友人を介してお会いした際には、議員の心得についてアドバイスくださった。箱根にて。
7,8月の足柄上郡は、夏のアウトドアで山北町や南足柄市が観光客を集めるのでは??と思いきや、南足柄は5月のGWや1月の最乗寺(初詣客)、山北はやはりGW、そして秋の紅葉シーズンのほうが多く、7,8月はその他の月と変わりません。 足柄でとくに夏に観光客が増える、という様子はデータからは見られません。 神奈川県だから夏に涼しいイメージが無いのは分かるけど、山北の丹沢や松田の寄など涼しいところもあるのにもったいないですね。
山北町がけっこう好きな故に、、もったいない
また、足柄地域の来訪者は約85%は県内からだそうです(箱根は県内・県外は半々)。上記の夏の話に繋げれば、自然豊かな足柄地域は県内ですら夏に訪れるスポットとして選ばれていないということ。。
でも単に桜やアジサイ、初詣や紅葉鑑賞というのが高齢者も好む来訪目的であるから、アウトドアを打ち出しても夏は減るのは当たり前、とも考えられます。
そう考えると、県が言うように夏にアウトドアスポーツを売りにして若者を呼び込もうというのも外せないですが、夏も足柄地域は県内の高齢者にとって過ごしやすいですよとアピールするのも超高齢化が進む地元に無理がないように思います。 丹沢の雄大で美しい自然を堪能するのは、沢山歩いたりワイルドに過ごす方法だけではないはず。
実際、丹沢の大部分を有する山北町の来訪者の属性別構成で最も多いのは女性60代(まだまだ元気な初老ハイカー)です。女性40,50代を足しても倍の数!ハイキングブームも前ほど聞かないし、あと10年たったらどうなるでしょうか。
丹沢ブランドの発信源としては山北は県央の秦野市に完全に負けています。秦野市は面積103㎢人口16万、山北町は面積倍以上の224㎢、人口は桁違いで少なく9千です。少ない上に高齢化が40%と進んでおり、これはもう周囲の自治体で協力して支えないとせっかくの天然資源が観光に生かせません。(それどころか維持管理も難しいのではと思ってしまう。)
ただ観光アピールを行うには、地元の足柄地域の住民だけでなく外部の感性や技術が大事になりそう。山北町が狙わずにして手に入れている昭和ノスタルジックさが漂う町の雰囲気を、町民は魅力だと気付いているのでしょうか。 山北駅は田舎に来たなぁという秘境感が抜群で、そこから繋がる丹沢の大自然への期待感が増します。この点、秦野駅はかなわない。地域密着の祭りも多くて独特ですし。神奈川県観光協会のセミナーでそこに全く言及がなく、気づいていないなら足柄から訴えないといけません。
夏休みの家族旅行は遠方でどこかと考えいたけど、、山北駅を経由して丹沢に行くマイクロツーリズムも入れようかな・・・。