伝統行事を飾る花々を愛でつつ、防災が頭から離れない今年の1月

今日は花の写真とともに綴りたいと思います。 写真は、開成町庁舎のロビーに飾られている、新年の祝いを感じられる生け花。清々しい✨。 今まで、現在工事中の町民センター入口に一つだけガラス戸の棚に飾られていました。 ひっそりと、でもきちんと順番に担当されて飾っているようで、たまに隣の庁舎からの帰りなど、生け花を見るためだけに立ち寄っていました。 生け花や盆栽は、凛として不動のまま息づいていて、背筋が正される思いがします。

町民センターのはこういう感じでした✨。 ところで、開成町庁舎では能登半島地震災害義援金募金箱が設置されています。どこ?と探したら、入口から真正面のインフォメーションデスクの端にありました。広々したなかで箱は小さいのですが、あります。 

備えあれば憂いなし、とはいうけれど

元日発生の大地震は、その寒さの厳しさや支援の難しさがテレビ画面で如実に見えるため、気持ちが落ち込んだ感じがしばらくありました。 同時に、ここ開成町で大震災が起こったら‥‥と悶々と考えています。 

↑スポーツに励む学生達の躍進が目立った町表彰式は能登半島地震直後で、町長もおめでたい場に気遣いながら被災地についてお見舞いを述べていました。 壁飾りが簡素だったのは震災直後だったからかもしれません。 それでも、この日を迎えピッタリと満開に咲かせる梅の樹の盆栽、また中央への視点を促すような枝ぶりの松の木、見事に場に映えていて私の目は釘付けでした。 芸術品なので台に白い布でも敷いてあったら良かったです。 

・・・開成町には地域防災計画国土強靭化地域計画というものがあり、様々な状況下が想定され緻密に練られています。 それによると最も被害を受け得る神奈川県西部が震源地となる地震が起きた場合、町内ではほぼ全域が停電し、通信は遮断され、300以上の住宅が倒壊するとされています。 

昨年、各自治会に災害時用蓄電池が支給されるという話が出てたけどどうなったんだっけ? それとは別に当自治会では購入したけれど、それは充電されているんだっけ? 

また高齢者一人暮らしの方が、家具の転倒防止の道具を設置していなかったら、自分でするのは難しいのでは? 水害でマンション1階に住む人達は上階に避難してそのまま誰かの部屋で休ませてもらうのが手っ取り早いし安心だけど、普段から交流がなかったらそんなことは思わず揃って避難所に行こうとするのでは? あれは?これは? など、各自治会や地域性に思いを巡らせています。

税金を払っているのだから役場や消防署が動けばいいという一定数いる考え方

 どこも人手不足になるから、動くのは当たり前ながら期待するスピード・サービスは無いと考えていた方が賢明です。 

本町に関しては、国が人口減社会の対応策として消防広域化を掲げ、管轄していた足柄消防署は小田原消防署に吸収されたかたちです。 一市五町が小田原管轄に加わりました。 分署は残っていますが、小田原消防署が現在、国の目標どおり1か所30万人という管轄人口として、それを職員370人体制で担っています。

小田原市消防本部の現状 によると、広域化で真っ先に住民が心配する「自分の地域の消防力や救助体制などの機能が低下するのでは?」ということは無く、むしろ初動体制の強化に繋がるなど利点が多いことが書かれています。 出動例としては高速道路上の事故や住宅火災、山岳救助などが多いようです。 

ただ広範囲になる大災害になるとどうでしょうか。 例えば大震災の場合、ここ開成町を取り囲む同じ管轄内の市町は土砂崩れの危険、集落孤立の可能性がある場所が非常に多いです。 水害でない限り、開成町の被害は他に比べて見えにくい可能性があり、そうであれば町内の自助の意識や体制理解はますます欠かせないと思いました。 

でも消防団員数も減少

(写真:議員が招待されたのは、町表彰式に続き二十歳の祝い式典。 そこを彩っていたのは地元の花屋さんFine!によるフラワーアレンジ。華やかな装花は洗面所にもありこっそり撮影。 晴れ着姿の笑顔の女性達も色とりどりでとても綺麗で輝いていて、見とれました。✨ )

消防署は有事の際はすぐさま動くとしても、これからますます人手不足だから、地元発信で一早く動く消防団(救命措置も心得ている)はとても重要な存在です。 

前回、二十歳の祝いは絶好の消防団アピールの場と書きましたが、誰の挨拶でも言及されなかったし、案内配布も何もなかったです。イメージとしては出口に待ち構えるように政治家たちが「おめでとうございます!投票を!」と並んでいたり、官民問わずこの年代をターゲットにするチラシをわらわらと差し出されるものだったのですが、そのような出待ちは皆無で、先輩方がお祝いで来ていました。時代でしょうか…、ずいぶん大人しいなと思いました。(他の自治体を調べると消防団パンフレット配布をしているところは少なからずありました。献血案内なども)   

さて次に招待されている年中行事は消防団の出初式です。