①では、主に議員それぞれの頑張りが必要なICT化について書きました。
2年ほど前から、月始めの町広報紙と一緒に届く「議会だより」が「ギカイだより」と変更され、デザインも一新されました。(→一覧できるホームページ)
垢抜けない昭和のままのデザインと小難しい字面で住民の大半が顔を背けていたであろう広報紙が、パッと見て飛び込んでくる大文字で内容が捉えられ、また住民たちが選挙を通して知った議員の一人一人の顔もすぐ認められます。 8月は写真のとおり爽やかなデザインで、受入れられやすい工夫も。
この「ギカイだより」の文面を担当する広報委員会(議員の半分が所属。もう半分は議会報告会を担当する広聴委員会に所属。)がありますが、革新の元はたった3人の議会事務局スタッフの発想の転換と熱意、実践力です。(→議会事務局大活躍の2名が取材された記事「職員の熱意、キラリ」)
主な情報収集がインターネットになっている今、さほど興味ないものに関して、とっかかりとしては「読ませる」より「見せる」というコンセプトだったそうです。 「興味がない人はどうせ読まない」という諦めた姿勢ではなく、なんとか政治に興味がない多くの人々にも、議会のことを知って欲しい、関心を持って欲しい、それにはどうすれば…という姿勢です。
写真も動画もめっちゃ撮られる。充実のHP
5月から議員の仕事が始まってまずは、よく分からないまま次々とポーズをつけられ写真や動画を撮られました。 その後は、各会議中に撮られているようだし、一般質問でも「やってしまった…」と思った直後に感想を述べる20秒動画を撮られるのです。
私は日常生活では家族を撮る側で自分が写っているのはほとんど無かったし、老けて太ったし嫌だなぁ…と思うこともあるのですが、「議会」「議員」という何をやってるのか分かりにくい組織について、身近に感じてもらうには、人となりを知ってもらうことはとても大事なので腹を括るしかありません。 (→硬い「お役所」イメージが壊されている議会ホームページ。)※情報はよく整理され、情報量も「開成町はここまでHP上に載せているよね」と詳しい方に感心されるくらい例外的に充実しているようです。
住民に開かれた議会として躍進し続けている
その他、最近では夏休みに開成町議会の議場(綺麗&エアコン完備)を自習室として開放するという取組が複数のメディアに取材されていました。(→読売新聞「年間60日しか使わない議場、夏休みの自習室に開放」)事務局スタッフさんのチャレンジ精神と実行力が発揮されている!
また、以前より開成町議会は6月に日曜議会(一般質問)を行い、平日は仕事で来れない人にも来やすいよう、さらに託児サービスも設けて行っています。 ← 9,12,3月は平日に傍聴する際も託児は行えるよう、先日の議会運営委員会で決めました。(→タウンニュース「開成町議会 日曜議会が10年目」※2014年の記事なので来年は20年目なんですねー)
今年の日曜議会は、自治会対抗スポーツ大会とかぶってしまったため、なんとそこの廊下の一画に庁舎からモニターを運んで行って中継して、待ち時間などに見られるようにしていました。
主権者教育への協力として園児のうちから議場訪問・議会体験を受け入れて楽しく行っています。 小学6年生が来た際は、私は傍聴席で見学していました!
担任の先生が町長役となり、「開成町をよくするために、観光施設を作りたいです。」という提案に子ども達から質問が飛び、先生が答えるたびに追求の挙手が増えていき、結果子ども達の判断は「否認」ボタン大多数で否決…と、私は声を殺して大笑いしながら眺めていました。
こちらの議場について、小中学校の授業としての利活用を推進しています。 開成町役場への視察といえばゼロエネルギー建築や環境政策についてが多いですが、議会視察も増えているようです。 庁舎3階の議場、9-17時で中学生以上に自習室として開放されています。 今日もどなたか来てるかな? 覗いてみよう。 ※後述:本日は会議があるので午後からオープン