瀬戸屋敷・2か月間に渡る竹林の小路づくりボランティアが終了。美味しい経験も

自治会と関係なく、個人的に子ども達と参加していた竹の遊歩道作りです。 瀬戸屋敷-小さな町に残る昔ながらのお屋敷を整え、だれもが田舎風情を満喫できる施設に甦った場所、そこの敷地奥まった竹林の中、素敵な散策路が出来ています。 3月から開始、GWや4月頭を除き毎週末(8回)参加、そして先日5月下旬の週末に無事、終了しました。(➡瀬戸屋敷は、前にブログで書いた「公益団体等で活躍する女性達」として誘われた会で会場になっていました。)

写真のように、竹を切り落とし、長さを合わせて上下二本ずつ組んで紐で固定。 そして枝の葉を落として間に差し込み、高さを切りそろえる。 落とした竹の葉は後から路上に絨毯のように敷く。・・・という作業。上の写真は途中のものです。 日によっては、黙々と枝の葉をしごいて落としていたり、路上で出っ張りつまづきそうな固い竹をそぎ落としたり、腕や肩が疲れることもありましたが、何しろ爽やかな青竹の中です。 瀬戸屋敷の季節の変化を毎週感じながら、気持ちは元気になってました。

最後にいただいたのは、初回時の記念写真! そういえば桜が満開でキラキラしていた。 毎回、瀬戸屋敷の植栽スタッフの方々も加わっていました。

 このボランティアは開成町の3月1日号お知らせ版に案内が出ていて、我が家は子どもの一人(小学生)が自然の動植物に関心があるので応募したものです。 案内に「中学生募集。小学4年生以上は保護者付添」とあったので、大変な作業なのか問い合わせると「途中でタケノコ堀りをしたり、タケノコご飯を食べたりもする」と楽しそうなので申込みました。 

「ちがう小学校の友達が出来るかな~?」「中学生の中で出来るかな?」と向かってみると、子供は我が子一人! 週末の昼~3時間作業だと、サッカー等のサークルや部活がある子達は無理だからと聞き、それも確かに…と納得。 本当に楽しかったのでもったいないと思いますが、狭いところなのであまり大人数でも大変だったかな? 

まずは専用のノコギリで竹を伐採するところから! もともとある屋敷~屋敷裏の路を延長して、屋敷~表(入口にある水車の横)まで繋げる計画でした。(既存の路は、指導員の藤原さんがほとんど一人で仕上げたらしい!) 雨が降ってきた日もありましたが、竹林の中なのであまり感じないまま作業。

季節の美味しい体験もたくさんさせてもらいました。 世話焼きのスタッフ・まりこさんが、作業中の水分補給に瀬戸酒造の綺麗な蒸留水をだしてくれました。 日によって緑茶の中に庭で採れるヨモギやレモンバームが加わり、なんとも風情あるお水。 初回はまだ春で冷たかったけど、後半はがぶがぶ飲んでいたな。 コップは、初回に作った竹コップです。^^ ちゃんとヤスリで口部分を磨いてあります。

仲間達は左からマー君(藤沢から。開成町で畑を借りてるご縁)、砂ちゃん(大磯から。 京都ご出身の奥様と共に瀬戸屋敷が気に入ったご縁)、フジさん(気さくな指導員・瀬戸屋敷のスタッフ、植物の楽しみ方にも詳しい)

子ども達は、作業合間や後に瀬戸屋敷の昔遊びで遊んでました。 また作業後の至福の時間は、アトリエハッコ横で買える、新鮮な牛乳から作られるソフトクリーム片手にのんびりくつろいでいたとき。 記憶に残ると思います。 

桜や水仙など春の花が満開だった3月、そして4月は屋敷前の木瓜(ボケ)の花が開花、タケノコが出てくる頃には菖蒲、(それに合わせて屋敷内部は昔の立派な五月飾りがずらりとお目見え) その他、庭のあちこちや竹林の中に咲くたくさんの山野草を観察して喜び、癒されていました。

大きなシャベルで筍堀り!
ああ、いい~香りです🤩

路にニョキニョキ生えてくる筍は、本当に邪魔もの! 事前に藤さんが印を付けておいてくれて、作業がタケノコ堀りと、それを食す会になったときもありました。 竹の筒で器や箸を、この日のために作りました。 素敵なしつらえ✨! 皆で採った筍でタケノコご飯を仕込んだ後、植栽スタッフの清水さんが釜で炊き、また別のものを皮ごと炭焼きに。贅沢~✨ 事前に藤さんが茹でてくれた筍刺身も。 瀬戸酒造の酒があったら完璧! と笑いながら、竈を囲んで贅沢な中休みの一日となりました。

伸び始めて、簡単に採れる皮を取ると・・・鮮やかな青竹が現れて感嘆する子ども達!

竹林に広がっている葉ランの葉を、「刺身の下に敷いたら雰囲気が出るよ。採っていいよ」と頂いたのが最初でした。 それからたわわに実った夏みかんを「皮が厚いからオレンジピールにしたら美味しいよ」と。 シャベルで掘り起こしたタケノコ(孟宗竹)、庭の山椒、蕗、と沢山、旬の美味しい植物をお土産にいただきました。 

最後の日には真竹を収穫。さらに淡竹という珍しいタケノコも頂きました。 スタッフの藤さんがピールやメンマを差し入れて、休憩時間に試食させてもらいました。 私も、上記は言われた通り作ってみて、またせっかく皮も綺麗に採れたので、タケノコをふんだんに使ってじっくり煮た豚の角煮を入れた中華チマキも作ってみました。 手間の割に、美味しくてすぐ無くなってしまった! 瀬戸屋敷ボランティアという活動は、そうして自宅に帰ってからも恩恵の多い、美味しい経験が盛り沢山でした。

 

ちょうど収穫時期のソラマメのようなカエル、4月終わり頃から至る所に。
GWが終わった頃は池の草にトンボの抜け殻。この近くにツチガエルがジッとしてました。

暖かくなり、生き物も活発に動き始めていました。 卵から出てきたカマキリ赤ちゃん、カエルに蝶、トンボなど。 「同じ日の別時間に、池の生き物探しというワークショップがあるから参加する?」とのお声があり、息子は喜んで参加! 写真のトレイの通りに分けると、たくさんのタニシと小エビ、イトミミズや二枚貝。 他にもドジョウやメダカ、カニ、ヤゴなど。 採集した泥の中に目を凝らしていると多くの蠢きがあり、とても面白かったです。

 最終日には、森社長も来て開通式。 藤さんがセレモニーを用意してくれました! ぜひお近くの方は、あじさい祭り期間中、和傘で飾った竹の小路を歩きにきてください。 ボラ参加者のメッセージボードも飾ってあります。

 この後、焼きマシュマロやお土産を囲んで最後の談笑。 子ども達のためにも、心づくしの最後の集まりでした。 誰もケガのないまま無事に終わり、良い仲間が出来たのも良かったです。 事前に計画・準備することも多かったことでしょう。 スタッフの方々には心より感謝しています。 また遊びに行きます!