5月の掲示板。「風景」にならない掲示板を目指して、開成町の訪問者の率直な感想を反映させる

自治会の掲示板が外に1つあります。 突如出現する選挙掲示板のような目立つ場所ではなく、住宅地の真ん中(ここはマンションなので、棟と棟の間の遊歩道)なので、車通勤の人や、そこが近道にならない人は見ることはほぼ無いかと思います。 

散歩をしたり、敷地に面する公園で過ごしたり、マンション管理等を訪ねたりする人々は「横を通り過ぎる」掲示板でした。 

風景の一部になっている掲示板

自治会の掲示板をたまにチェックしますよ、という人がどれだけいるでしょうか?

私は昔から割と見るタイプです。 引っ越しが多いので、上手く馴染むためには「郷に入っては~」の「郷」を知っていた方がいいです。 掲示板はその地域性を知る一つの媒体でした。 

でも今まで「ハッ」とした自治会掲示板はとくにありません。 木で出来ていて山の町らしく素敵だな・・・などはありましたが、内容は古いものや、行政からの啓発運動ポスターが多かったです。

もしくは、回覧板でも配っている自治会行事の案内 でしょうか。 これが正しい使い方でしょうし、最も多い事例だと思います。 回覧板で来るので、気になる行事に関しては確認程度に目にする人がいるかもしれません。

でも多くは風景の一部になっていませんか? まさか「いやいや、私はむしろ自治会の掲示板を見るのが楽しみ!」という人はいるのでしょうか。 

開成町内を初めて散策した父の言葉 「安全第一なのか」

私の父は他市から何度も開成町を訪れていますが、前回、私が自治会長になると決まってから改めてその地域を見直してみたようです。 父も自治会役員経験者です。

ずいぶん、水路が多い町だよね。 キレイだけど柵がないところばかりで、安全面はどうなの?。 

本来は町がすることだけど、自治会としても『地域に目配りしている』ということを示すためにも、水が流れる時期になったら、子どもは特に気を付けるよう呼びかけた方が良い」

と言われました。 私は小さい子供がいるのに、自分の子達が大丈夫だし、これまで事故の話も聞いたことがないので、いつの間にか慣れきっていました。

たしかに今の時期は雑草が伸び放題で、水路の境目が分かりにくいところがあります。 子供目線だと余計にかもしれません。

また、田んぼの水張で流れの勢いが強い中、キラキラ光る水路に貝や魚がいる!となれば目を輝かせて入りたがる子達がいるように思うし、暴風雨の中を小さな子やご高齢の人が歩いていたらよろけて危ない・・・という場面が、今の異常気象では出てくるかもしれません。

鉄骨の柵など冷たい人工的なものは無い、季節感と涼を感じられる水路はこの町の文化であり自慢でもあります。 (線路沿いや車道に近いところには柵があります) 場所によっては子供の遊び場であっても、事故は一つもないようにしたいです。

そういう訳で、雰囲気がとても柔らかい中でも注意喚起の一言を加えた写真の掲示ポスターを作りました。  花々が咲き、水路に水が勢いよく流れて田んぼの水鏡が出来ても、浮かれずに安全面に気を付けたいです。

外掲示板用のこのポスターで、5月の花の絵に惹かれつつ、「あ、そうだ」と無意識に安全意識が芽生えた人達が果たしていたでしょうか・・・。